薄暗い森の中で葉脈が3本目立つ葉を見つけました。もしかしてと近寄って葉の香りを確かめると強いシナモンの香りがします。なじみのない木なので自信がありません。
神奈川の息子夫婦を訪ねて、ついでに近くの矢倉沢往還を散策しました。ヤブマメ、タンキリマメ、マルバノホロシ?、リュウノウギク?、オニシバリ、ヤブレガサ、ヤマユリ、サネカズラなど自然がそのまま残っている軽自動車がやっと通れるくらいの細い道です。
奈良時代の官道とさて整備され、江戸時代には裏街道としてにぎわったとか。
出会ったニッケイの木は右の杉の木の左側の細くてまっすぐな木です。まだ若そうな木ですから、せいぜい10年か。20年はいかないでしょう。
自生地は徳之島など南西諸島の一部で、本州にも植栽された木が稀にあるようです。もし、植栽なら、なぜこのような暗い森の中なのか?
それとも実生なのか。なぜ種がここに?。謎の多い場所です。
葉裏にはわずかに毛があるということですが、拡大してみたらありそうでなそうで。。
葉柄が枝につくところが、扁平になるのはヤブニッケイ。
ニッケイは若い枝は青色。ヤブニッケイは緑色。
という説明を見つけてニッケイと思いました。
側脈は葉の先端近くまで達するとのこと。
またかむとニッケイの甘い味がするとのことで、噛んでみました。甘みを強く感じました。
それでこの木はニッケイと確信しました。