斑入り梅を芽接ぎしたものです。
5月25日付ブログ「低温障害か江南所無元気がない これまでにない新しい斑入りの梅」で取り上げた斑入り梅を芽接ぎしていただいて、活着の兆しが出てきました。
赤い枝のように見えるのは斑入り梅の葉を切り取った葉柄です。この葉柄の部分の皮を剥ぐように切り取って、母木の剥いだ部分に差し込み貼り付けるようにして、テープで固定し、湿度を保っています。
斑入り梅を見つけたのは5月24日でした。梅の葉の斑入りでこのように白と緑の部分が明確に分かれた斑入りはめずらしく、梅図鑑にも見たことがありません。
まだ新梢が固まっていなかったので接木には時期尚早でしたが、固まるまで枝を保持するのが難しい場所だったので、急遽5月28日に芽接ぎをしていただきました。葉柄の枝との付け根には小さな芽があるので、芽接ぎすることによって、この小さな芽を芽吹かせます。 約2週間くらいすると芽が動き出す見込みです。
これはリンゴの芽接ぎをしたものに、緑色の芽が出てきたものです。斑入りの梅もあと10日くらい後には緑色の芽が出てくる予定です。
これもリンゴの芽接ぎです。テープを突き破って新芽が出てきました。接木専用テープはこのように巻きっぱなしでも芽が出てくるそうです。また枝が太ってきても枝を締め付けることがないので、巻き直しの必要もありません。
これは斑入り梅です。あと10日が待ち遠しいです。
なお、4月12日付の「庭でハランの花を見つけました。および、羽根木公園のハラン、ノシラン、クサイチゴなどと朱鷺の舞の実。」の朱鷺の舞の接木は別途管理していて、新芽が出てきているとのことです。接木成功で、偕楽園の新品種として期待されます。
苗木畑の常成梅と思われる梅の木の実です。一昨年は8月でも青い実がなっていたのを確認しています。昨年は初めから実がならなかったようです。
今年のこの実の状況は、他の梅の木の実はもっと熟しています。それに比べるとこの梅の実は熟す気配がないように見受けられます。実が熟さないで何月まで落ちないでなっているか楽しみです。
表門の十月桜がいまだに花をつけています。
昨年秋から断続的に咲き続けていて、なかなかけじめがつけられないようです。気象が例年とちがうためなのでしょうか。
苗木畑はすべて接木です。