庭のミツバベンケイソウ(茨城産)に今年も無性芽が発生しました。初めて無性芽を確認したのは2007年12月でした。
植物図鑑にはミツバベンケイソウには無性芽の言及がありません。また茨城の山のミツバベンケイソウには無性芽は発生しないというのが、数年前までの茨城生物の会の常識でした。
でも、庭では発生するのでした。
そこで、茨城以外では無性芽の発生事例があるかを2011年に植物園に問い合わせたり、ネットで調べたところ、いくつかの事例があることがわかってきました。
例としてはコモチミツバベンケイソウがあり新種登録されていました。
「1985年9月、山梨県の北岳に登った際、ミツバベンケイソウが一斉に茎の節にむかごをつけているのに気がついた・・・・このむかごをつける型は、サハリンの標本でも確認できたが、果期にきちんと観察すれば、さらに産地は増えるものと思われる。」と説明されています。
またミツバベンケイソウによく似たあるいは同じもの?でチチブベンケイというのもあります。これは葉腋にむかごが発生するもので、1950年、長野県御座山で発見されたものです。
さらにコブクベンケイというのがあって、葉腋のほか花穂にもむかごが発生するもので、1986年、長野県奈川村で発見されたものです。
庭の茨城産のミツバベンケイソウに無性芽が発生するのだから、茨城の山のミツバベンケイソウにも無性芽が発生しているに違いないと考えて、2017年1月3日に奥久慈の自生地を探し回ったところ、果たして無性芽を発見したのでした。
2017年1月6日付ブログ「ミツバベンケイソウの無性芽(むかご)を確認に奥久慈へ」に詳しく書いてあります。
このように以前はミツバベンケイソウには無性芽が発生しないと考えられて、無性芽が発生したものは別種として扱われてきましたが、今はミツバベンケイソウには無性芽が発生するという風に変わってきました。コモチミツバベンケイソウは少なくともシノニム扱いされているようです。
ただし、雑草はチチブベンケイとコブクベンケイについてはミツバベンケイソウと無性芽以外に違いがあるのかどうかについて詳しいことを知りません。
「ご無沙汰しました」です😅
以前、みん花図鑑で 植物の名前教えて頂きました。
菖蒲と決定してたのをモントブレチアではないかとのご指摘!
正に花が開くと モントブレチアでした。
葉だけ見て識別される雑草さんにすごいな〜と感嘆でした。
今日 雑草さんのブログ発見!
早速 読者になりました。
今後ともよろしくお願いします。
無謀にも葉っぱだけで、それも写真の葉っぱだけでモントブレチアと言ったらたまたま当たっていたのでしたか。コメントいただいて忘れても潜在的な不安なことが安心へと変わって気持ちが晴れた気分です。
ブログ頑張って続けてくださいね。
絵画的な黄葉🍂の枯れ始めた葉っぱはこちらでは見かけないですね。なんとなくイヌビワに似ているような気がしますが、??です。お暇なときには当ブログにお立ち寄りください。
検索の結果、私もイヌビワではないかと思い、再度確認しに行く予定です😅
みん花図鑑の時から雑草さんのファンですので毎日ブログ楽しみにしています😍
わたしのファンになっていて下さりありがとうございます。ブログに力が入ります。
やはりイヌビワらしいですか。近くにないと枯れかかった葉の写真はすくないので、生の葉から想像するしかありません。
ハキダメギクはよく見るととても素晴らしいですね。掃き溜めに鶴とはこの草の事のように思います。
ハキダメギクへのコメントありがとうございました😊
本日、再確認し 葉っぱと冬芽が付いた細い枝も少し持ち帰りました。
買い物途中の道路沿いの植え込みに雑草と混在してます。
今後年間を通して観察していこうと思います。
夏には花嚢もつくでしょうか?
楽しみながら観察します😊