マチンガのノート

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「夜と霧」 ヴィクトール・フランクル

2013-05-19 01:07:56 | 日記
ヴィクトール・フランクが日本に来た際に、
日本を案内するのを、当時、名古屋市立大学医学部におられた
山中康裕医師が担当されたそうだが、いっしょにいて、やかましくてかなわない、
とてもしぶといと感じられたそうだ。
だからこそ、フランクルは、ナチスの強制収容所を
生き伸びれたのだろうが、山中医師の患者さん達は、
それが出来ないから病んでいて、そのため、、
自分にはフランクルのやり方はできないと思われたそうだ。(「症例:寂しい女」他)
フランクルのその様なパーソナリティは、生まれつきの性質や
成育歴の他に、ある意味で強制収容所で洗脳されて、適応したものでは
ないだろうか?
生き伸びるために、選択の余地がなく身についた性質は
元に戻すのは大変困難なのではないだろうか?