トランプだからヤバイとのこと

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子どものための精神医学 滝川一廣

発達に関して多くのページが割かれているが、SSTに関しては、
「スキルを公式的、機械的に教え込むのではなく、理解や判断を
人と交換したり分かち合う体験を繰り返し積ませること」がポイントとのこと。
二者関係における鏡像関係が未成立、曖昧な場合でも
情動や感覚を共有するところで理解や判断を分かち合えば、
鏡像関係から他者の真似をするにつながったりして、他者と共有可能な理解や判断に
つながるのだろう。
SSTといえば、表面的に教え込むのみの様で治療的な印象を持っていなかったが、
やり方によっては治療的に，発達促進的になるのだろう。
発達に偏りがある子供が増えたのも、他児とともに体を使ったり
動かしたりする機会が減り、それぞれがゲームの画面を見ていて、
感覚や情動を共有して、それとともに理解や判断を共有するという場面が
生活場面から減ったことが多いのだろう。