物に当たったりする家庭内暴力などに対しては、周囲の人は多くの場合に何らかの外的要因を想定する事が多いようであるが、
実際にはそうではなく、周囲の言う事などを断れずに、何かをさせられる事の苦しさが原因の場合もかなり多いのだろう。
周囲の言う事を無視したり、言葉で断ったりできるようになれるのには、本人と周囲とのあいだに様々な境界を作り、
周囲に従わないようになれることが、基本的に必要と思われる。
そのため、周囲には理解できない無視する態度や、よく解らない内容の反論も、尊重する姿勢を周囲の人が取ることが
周囲との境界を作っていくのには必要なのだろう。
最近なにかと発達障害における主体の無さが取り上げられているが、主体の生成には、
主体が生成しやすいように、周囲が本人とのあいだに様々な境界を作ることが、前提として必要と思われる。
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