30歳位の頃、転職先を探していた際に、転職斡旋会社の60歳くらいの担当者が、
こちらの転職に際してのやり方について怒り出して、「シバいたろか」と言ってきたので、
そのことを当時カウンセリングしてくれていた、有名国立大医学部卒の医師に言うと、
「ああ」と言うのみで、脅しや暴力の影響がこちらにとって大きな問題であることに
気づかなかったようだった。
その医師は、恵まれた家庭に育ち、進学校から大学に行ったので、日常生活で脅された経験がなく、
脅されるということを、想像もできなかったのだろう。
その医師は日常での脅しや暴力などの様々な困難を知ったり体験する機会がなかったので、
患者の深層に関わろうとする学派に興味を持つようになったのだろう。
多くの医師や心理士が、相手の内面に関わろうとしても、生活環境に関心を持たないのは、
日常生活での困難というものについて、知る機会が少ないからなのだろう。
様々な困難を抱えた患者を理解できる医師や心理士を増やすためには、
様々な生育歴の医学部生や臨床心理専攻の学生をを増やす必要があるのだと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます