マチンガのノート

読書、映画の感想など  

ブレイクニュース / 薬丸岳 集英社

2023-12-20 00:07:40 | 日記
 

ブレイクニュース/薬丸 岳 | 集英社 ― SHUEISHA ―

ある目的のため、女はひとり、立ち上がった。ユーチューブで人気のチャンネル『野依美鈴のブレイクニュース』。児童虐待、8050問題、冤罪事件、パパ活の実情などを独自に取...

集英社 ― SHUEISHA ―

 

第一話でじゃれて来た自分の子供を母親が突き放したため、階段から落ちて怪我をしたというシーンがあったが、

こちらとしては親にじゃれるというのは想像したこともなかった。

親に相手をしてもらって関係ができてくることが、対人関係の基礎になるのだろう。

ゲームやスマホで遊ぶ子供が増え、親や兄弟と身体的に接触して、じゃれたりすることが減ったことも、

発達障害の子供が増えた原因の一つなのだろう。

こちらに関しては親に何かを教わったり、相手をしてもらったことがないことと、その後の身体的虐待が、

周囲とやっていけなくなったことの一番の原因だろう。

安心してじゃれたりすることが、その後の身体的の滑らかな動きに繋がるのだろう。

発達障害によく見られる協調性運動障害を改善するのにも、周囲と安心してじゃれたりできる関係づくりが

役立つのだと思う。

 

身体的にじゃれたりすることが、人への安心感の基となり、対人関係の発達の基礎になるのだろう。

 

 

 


終わらない週末 監督 サム・エスメイル 出演 ジュリア・ロバーツ、イーサン・ホーク、マハーシャラ・アリ 感想ネタバレ

2023-12-13 21:30:59 | 日記

全米図書賞にノミネートされたルマーン・アラムによる原作をサム・エスメイル監督が映画化したものです。

エスメイル監督はエジプトからの移民2世で、原作者のルマーン・アラム氏はバングラディシュからの

移民2世とのことです。

【あらすじ】

広告の仕事をしているアマンダ(ジュリア・ロバーツ)と大学教員のクレイ(イーサン・ホーク)夫婦は、

週末をNY近郊のロングアイランドの家を借りて過ごすことにします。

二人の子供、アーチーとローズを連れて浜辺で過ごしていると、巨大タンカーが沖から突っ込んできて座礁します。

警官からは航法システムの不具合としか説明されません。

借りた家に帰るとネットもテレビも使えないのでした。

【感想】

街から離れた家に居て、周囲との連絡も取れない状態で、少しずつ周囲の異変が解ってくるという展開が

上手く行っていました。家の持ち主のG.H(マハーシャラ・アリ)と娘が帰ってきてもその素性も確かめる方法も無い中、

様々な不穏な事が起きてきますが、動物などの不審な行動も誰も説明できないなど、じわじわくる所が良かったです。

簡単なスペクタクル映画よりこういった物の方が楽しめる方は多いのではないでしょうか。

『終わらない週末』ティーザー予告編 - Netflix

 

 


色んな国の軍隊で、ネパール人が働いてるって。

2023-12-12 22:56:18 | 日記

 

Why so many of Nepal’s Gurkhas end up fighting for Russia in Ukraine

Why so many of Nepal’s Gurkhas end up fighting for Russia in Ukraine

Nearly 200 Nepalese nationals are serving as mercenaries in the Russian army – but it’s not only a phenomenon benefitting the Kremlin’s military recruitment, as ...

The Independent

 

インド陸軍での福利厚生の削減で、ネパール人の扱いが悪くなったので、色んな国の軍隊で働くようになったとのこと。

ロシア軍ではネパール人傭兵が200人ほどが働いていて、ウクライナ軍でも働いてるそう。

米国の’21年のデータでは、過去5年間に少なくとも1000人のネパール人が米軍に入隊して、米市民権を得たとのこと。


トロール 監督 ローアル・ユートハウグ 出演 アイネ・マリー・ウィルマン、キム・ファルク、マッツ・ショーゴード・ペテルセン 感想ネタバレ

2023-12-10 22:12:00 | 日記

ノルウェーに伝わる妖精のトロールを素材にしたノルウェー映画です。

【あらすじ】

ノラ・テディマン(アイネ・マリー・ウィルマン)は子供の頃、父親のトビアスから、

何かとトロールの伝説を聞かされていました。

その20年ほど後、ノルウェーのドブレ山脈で鉄道を通すために山を掘ってトンネルを通す工事が行われていると、

巨大な何かが現れたので、古生物学者になったノラも、政府の対策本部へ呼ばれます。

現れたものは、伝説の巨大なトロールだとノラが言っても周囲は本気にしませんが、実際にその姿を見て、

政府も対策を取ることにします。

政府は軍隊を使い、トロールを倒そうとしますが、大きな大砲を使ってもトロールを倒せません。

そしてトロールは徐々に首都に近づいて来るのでした。

【感想】

首都の王宮の地下にトロールの遺骨がたくさんあり、もともとノルウェーに住んでいたのが、

キリスト教化の際に虐殺されたという設定が、日本や米国のモンスター映画などと違い、

考えさせるところでした。

単なる大きな怪物ではなく、伝説や歴史も入れてキャラクター設定がされているところが、

この映画の一番の特徴でしょう。

その点で、奥行きのある映画だと思いました。


最後まで行く 監督  藤井道人 出演 岡田准一 綾野剛 感想ネタバレ

2023-12-09 22:14:39 | 日記

 

映画『最後まで行く』公式サイト│大ヒット上映中!!

映画『最後まで行く』公式サイト│大ヒット上映中!!

映画『最後まで行く』大ヒット上映中!!岡田准一主演最新作。綾野剛と初タッグ!!韓国大ヒット、世界中でリメイクされた映画に藤井道人監督(日本アカデミー賞受賞)が挑むー...

映画『最後まで行く』公式サイト│大ヒット上映中!!

 

韓国の映画のリメイクとのことですが、かなりオリジナルとは違っているとのことです。

【あらすじ】

年末の深夜に、危篤の母親のところに向かう刑事の工藤(岡田准一)ですが、途中で男性を轢いてしまいます。

見てみると死んでいるので、なんとか車のトランクに積み、先を急ぎますが、警察の検問があり、

そこで車の中を見せるように迫られます。

しかしそこに来た県警本部の監察の矢崎(綾野剛)が、そのまま先に行くようにします。

工藤はその後も色々とその死体を隠したり上手く処分しようしますが、大金の絡んだ事件に

その死体が関係していることから、どんどんと話がややこしくなって行くのでした。

【感想】

刑事の工藤がいろいろと死体を巡ってドタバタするところはおかしかったです。

その後は色々と大金を巡る陰謀やアクションシーンが出てきますが、

ドタバタしたコメディ要素の強いアクションサスペンス映画になっていました。

工藤のドタバタぶりがなければ、単なるよくある映画になっていたと思います。

これまで演じた役からは、綾野剛さんがエリートの警察官役をするのは想像しづらいですが、

本作では独特の役柄を演じていて、その怪演ぶりが良かったです。

映画『最後まで行く』予告