2023/05/09(火曜日) 晴れ
いつ頃買ったのかも忘れてしまった古いラジカセ。
老朽化したベルトがスリップしてしまい、カセットレコーダーは動作しない。
でもラジオは聞こえるから非常時のために保管はしているがほとんど使用せず、
本棚の隅で眠っていた。
ところが先日、録音マニアの友人の影響でカセットレコーダーを修理する気に
なってしまった。(オイらはすぐ、他人(ひと)の真似をします。(笑い))
ネット通販の情報を検索すると、カセットレコーダー用のベルトが販売されて
いたので早速注文、入手して修理を始めた。
修理完了・・・心を弾ませて(ちょっと大げさ)音楽が録音されたテープを装着して
スタートさせた。
ところが流れてくる音楽はテンポが速くて甲高いもので聞くに堪えないものだった。
モーターの近くに「VR」と表示された半固定抵抗器が取り付けられていた。
もしかするとモーターの回転数を調節するものかな?と思い、ドライバーを差し込んで
調整してみた。
しかし、モーターの回転に変化はなく、依然としてテープ速度は速い。
結局、他の回路の調整用だと判断してVRの設定を元に戻しておいた。
※ 後日、判明したことであるが、このVRは「モーター回転速度調整用」だったのだ。
しかし、「接触不良による故障」で「断線」状態だったのである。
そのためモーターにかかる電圧が調節されず、最大電圧が供給されて高速回転して
いる状況だったのだ。
オイらはそれと知らず、無駄な労力を費やしていたわけです。(涙)
次にやれる手段はオリジナルのベルトに似た細いものに替えてみるぐらいしかない。
ネット通販にアップされていた細いベルトを注文した。
後日、太さが0.7mm(のはずです)のベルトが届いた。
ケースを開いて作業開始。
何度目の「開腹手術」だろうか?
止ネジの“+山”が崩れてネジを回し難くなってしまった。
ケースを開き、プリント基板を持ち上げるとベルトが見える。
外した太いテープと細いテープの差はわずか。
これでテープの速度が遅くなるとは思えないが、やってみるしかない。
やっぱりだめです。
聞えてくる音楽がテンポが速く、甲高い音です。
細いベルトに替えてもテープ速度は速いままです。
何でだろう???
カセットテレコの修理は結構おもしろい。 もう少し修理を続けてみます。
(続く)
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