今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

凶暴な本棚

2011-03-22 23:31:46 | 気付き

地震から今日で11日目。

地震当日、家にようやく帰り着いて寝室のドアを開けようと思ったら開かない!
「はっ?何で?」と思い、別の入口から入ってみたらこの光景が広がっていました。

箪笥の引き出しは開き、ゴルフバックは倒れ、本棚の本が散乱し足の踏み場のない状態。
その上、驚いたことに、壁と本棚の間に10センチぐらいの隙間ができていました。
手で押し戻そうとしても、ぎっしり本が並んでいる本棚はピクリとも動かないのに、10センチの隙間!?

どんだけすごい力がかかったんだと思うと、恐ろしくて、そのパワーの強大さに驚愕しました。
地震の時にこの部屋にいなくて本当に良かった…

しばらくはこの光景を見て、ため息をついてばかりだったのですが、
これを機にいらない本は片付けて、分野別に並べてスッキリした本棚にしよう!と
前向きに取り掛かったはいいものの、分類に迷うような本が出てくると、
とたんに手が止まってしまい、「う~ん、ちょっと休憩してからにしよう…」、な~んて
休憩したら、やる気が失せてしまい、あれから早数日が経ってしまいました。

片付け下手なんですよね。

A型の皆様のように、ビシッとタイトル別、色別、高さ別で並べるなんて芸当は
とてもできません。とりあえずで置いた置き方が、その後何年もなんてことは
しょっちゅうです。

最近はやりの断捨離、本当に必要な物だけを選んで、すっきりと暮らす生活術。
私の憧れではありますが、挑戦するたびに、これほど難しいことはないなと実感します。

でも津波で何もかもが奪い去られてしまう様を見ると、物への拘り、捨てられないって
一体どういうことなんだろうと深く思ってしまいます。

地震の爪あとを見るたびに、諸行無常を感じます。

人間は何も持たずに生まれ、何も持たずに死んでいくのかな。。。


元気です!

2011-03-22 22:11:25 | 気付き

3月11日の東北関東大震災から今日で10日。

みなさま、元気ですか?私は元気です。

振り返ること10日前の2時40分ごろ、私は川崎にあるオフィスビルの20階の部屋で
会長と話をしていた時に、突然グラグラと地震に見舞われました。

「あれ?地震?」
と話を中断して、揺れを感じ始めた直後に、激しい横揺れ。

立っていられず、床にしゃがみこみ、そのまま身動きができなくなり、床に向かって
「○○さん、助けて、怖い、助けて、怖い、○○さん、助けて~」
と延々と、御年六十ウン才の会長に助けを求め続けていました。会長も助けを求められても
困っただろうな~。もちろん助けてもらえないことは分かっていても、声を出してないと恐怖で
どうかなりそうだったので。

取り乱した私とは正反対で、会長は椅子に座ったまま、「長いね~、大丈夫だよ。もうすぐ終わるよ」と、
冷静沈着、動揺ゼロ。

「怖い、助けて」と叫びながらも、一方で「何でそんなに冷静でいられるの?」と、会長の冷静さを
観察している自分もいて、極限状態において、恐怖で心臓が張り裂けそうでも、人間って、
その瞬間に別のことを考えていたりするのですよね。

その後の後日談で分かったのですが、私があんまりヒーヒー、キャーキャー大騒ぎをしているのを見て、
会長は「これは俺まで動揺するわけにはいかない」と思ったそうなのです。お陰で冷静になれて
良かったよと言われました。

ということは、会長もかなり怖かったということ。
ということは、周りの男性が動揺していないように見えたのは、これは相当やせ我慢してるってこと?
この推理は当たっていますか?

それにしても今回は非常時に自分がどういう行動を取るかが良く分かりました。

私の場合、どうやら全く理性が働かないようです。

「怖い!」と思うと、足がすくんでしまって、後先のことが全く考えられなくなってしまうのが
分かりました。どこに逃げたらいいのか、逃げる時はどういう格好で逃げるのか、何を持って
逃げるのか、とにかく頭の中が真っ白状態。

ボーっとしていたら、「ヘルメットかぶって!寒いからコート着て!水持った?」と声をかけて
もらって、ようやく我に帰る始末。

津波が来たら、完全に逃げ遅れるタイプだと自覚しました。

日本は地震の多い国。1度あることは2度、3度あるはずです。今回の自分の行動パターンを
認識して、地震が来たときにやるべき事をきちんとルール化しておこうと思いました。

まずはリュックサックに歩きやすい靴に水。これだけは必須です。

家の中にあるガラクタを片付けて、防災グッズは所定の場所に、最重要グッズとしておいて置こうと
心に決めました。

自分の身は自分で守らなきゃ、ですよね。