私自身、子どもの頃から褒められたことによってモチベーションが上がり、
それによって能力が開発されたという経験が、記憶の中にほとんどないため、
大人になってからも、褒められることに対するリアクションが下手くそだし、
誰かを褒めることもどうも苦手。
仕事上で人材育成に深く関わっていて、
「良いパフォーマンスについては、タイムリーにフィードバックを与え褒めましょう」
なんて言っている割には、自分が出来ていなかったりします(反省)
その反面、評価があまり良くない人については、欠点ばかりを見てしまったり。
社員の人材育成もそうだけど、子供の教育もそうだよな…、と思うようなメルマガを
見つけました。
~中略~
自分の子供が、
得意科目で「A」をとり、
苦手科目で「F」をとった場合、
その親に対して、
「親としてどちらに関心があるか」という質問を行いました。
その結果は以下の通り。
【日本】 Aを重視する 18%/Fを重視する 43%
【中国】 Aを重視する 8% /Fを重視する 56%
【アメリカ】 Aを重視する 7% /Fを重視する 77%
どの世界を見ても、
【「得意科目のA」でなく、「苦手科目のF」に関心がある】
ことがわかります。
「得意科目ができたね、すごいね!」
でなく
「苦手科目がまたダメだった・・・欠点を直そうね」
と世界共通でなりがちなようです。
■これは心理学的な話なのですが、
ポジティブな要素と、ネガティブな要素が同時に存在した場合、
人は、
【ポジティブな面よりも、ネガティブな面に注目する】
という傾向があるそうです。
だから、自分が意図せずとも、つい
「欠点」に目がいきがちになり、
「褒めること・認めること」が疎かになってしまう。
良い悪い関わらず、
多くの人がそうなってしまう、というは事実とのこと。
~中略~
これは思い当ることのある話です。
扱いにくい人材、例えば製品知識はぴか一なんだけど、対人能力が悪すぎ、
なんて人材は、どうしても問題点ばかりを見てしまいます。
なんて人材は、どうしても問題点ばかりを見てしまいます。
「あなたのここは問題だから、こう改善しろ!」と言って改善を求めるのですが、
思うようにはいかないのが世の常。
思うようにはいかないのが世の常。
いいところをちゃんと褒めているだろうか? と自問させられました。