ジム・コリンズの書いたビジョナリーカンパニーで有名な、針鼠の概念です。
この3つの概念を満たす領域で会社経営をするのが大事だとする概念。
- 情熱を持って取り組めるもの
- 自社が世界一になれる部分
- 経済的原動力になるもの
- 針鼠型の人たちは愚かなのではない。本質を深く見抜く力をもっているために、複雑さの奥にある基本的なパターンを把握できるのだ。針鼠型の人たちは本質を見抜き、本質以外の点を無視する。比較対象企業を率いた経営者は狐型が多く、針鼠の概念にみられる単純明快さの利点を獲得できず、力が分散し、焦点がぼけ、方針に一貫性がなくなっている。
- 偉大になることと最高になることは違う。地元の美味しいレストランが自分の中では世界一であれば、本当に世界一でなくてもベストである。
人事について - ビジョナリーカンパニーに書かれている人事のポイント
- 疑問があれば採用せず、人材を探しつづける(関連する点として、成長の最大のボトルネックは何よりも、適切な人びとを採用し維持する能力である)。
- 人を入れ換える必要があることが分かれば、行動する(関連する点として、まず、坐っている席が悪いだけなのかを確認する)。
- 最高の人材は最高の機会の追求にあて、最大の問題の解決にはあてない(関連する点として、問題の部門を売却する決定をくだしたとき、優秀な人たちを一緒に売り渡してはいけない)。
ジム・コリンズの生の体験話
常に人材を探していて、あるハンバーガーレストランで、若い男性と話をして、いいと思ったので採用した。
企業は人の採用がすべてと言っても過言でないぐらい重要。
ジムコリンズの採用のポイントは
- 価値観が合う
- マネジメントしなくても自分で動く人
- 責任を果たす
- やると言ったらやる
- 鏡を見る人ーうまくいいかない時は鏡を見て反省する人材
質問のコーナーの回答
Q: 今興味を持っていること
A: 50歳になってからどんどんクリエイティブになっていく人に興味がある
エネルギーもあって、経験もある
50~80才がクリエイティブ時代
86歳の時に、ピーター・ドラッカーに、今まで書いた本でどの本が一番いいか聞いたら、彼は「次の本だよ」と言った。
65歳までに2/3 を書いて、65歳~85歳で1/3 を書いた
50歳はスタート地点、Creative になれる。
Q: ビジネスのアイディアはどこから?
A: どこかの地域で誰かが成功していることを調べる
LL Bean の設立者は、森を散歩していて靴が濡れたので、足が濡れないブーツを作った
あなたは、どこで足が濡れますか?
自分の問題を解決するために、何をしますか?
13番目の質問、他人にどのように貢献できるのか?
ある女の子がバスに乗っていた時に、高校の科学の先生がメモを渡した。
そこには、「君の時がいつか来る」と書かれていて、その女の子はそのメモをいまでもずっと持っていた。
その人は私の妻で、トライアスロンの選手だ。
私は彼女の夢をサポートするために、仕事を辞めた。
そして、彼女は1分差で勝って、大会で優勝した。
妻は優勝したけどHappy ではなかった。
その後、科学の先生に、コーチになってくれと言われた。
男の子のトレーニングを引き受けて、そのチームは全米7位になった
スター選手がいたわけではないけど、チームメンバーのためにがんばるという子どもをたくさん育てた
私は意味のあることをやっているという満足感で、今の方がHappy になった
成功するだけではない、どのように貢献するか?
どのようにして他人の人生をよりよくしますか?