8月24日25日に小諸の常盤館で「夕ざりの茶事」を行いました。
まだまだ蒸し暑い東京駅から新幹線に乗り、軽井沢に着くと、そこには軽井沢の風が吹いていました。ちょっと涼しいだけでも、その気持ちよさに感動!やっぱりいいなあ、軽井沢。退職後は軽井沢で避暑生活なんていいな~、東京も近いし温泉もあるし、美味しいパン屋や蕎麦屋もあるし、、、軽井沢の魅力再発見。なんてことを考えていたら、危うくお茶事に来たことを忘れるところでした(笑)
さて、軽井沢からしなの鉄道に乗り、小諸で降りると、景色は一変!ろ~かる~な、少々さびれた駅の外で待っていてくれたバスに乗り込み、10分~15分山道を登り続けると、ポツンと一軒家、常盤館が現れました。
適度にさびれた旅館で、旅館の建物が山と一体化しているような、気取らない佇まいの旅館です。一見しただけでは分かりませんが、この旅館には他にはない特別な設備がありました。なんと露天風呂に行くのに、旅館の裏に併設された登山電車に乗っていくのです。完全自動化された電車で6人乗りです。お客さんが発車ボタンを押すと動き出します。楽しい!このサービス、もっとプロモーションすればいいのにね。
さて本題のお茶事。
夕ざりの茶事とは、夕刻から席入りし、日が暮れていく風情を楽しむ茶事です。
よって夕暮れ時はまだ明るいのですが、お茶事を楽しんでいる間に、刻一刻と日が暮れ、日の移ろいを食事と一緒に楽しむという、なんとも風情のあるぜいたくなお茶事です。昔の人の感性の鋭さには感心しますね。
そして日が暮れると…。
お料理は常盤館で作られたもので、どのお料理も絶品でした。日本酒も美味しくいただき大満足。
先生、お茶事のお稽古をご準備いただき、素晴らしい経験をさせていただきありがとうございました。