紅葉の見事なお庭です。ここはどこかというと、練馬区桜台にある広徳寺。有楽町線に乗って氷川台で降りて徒歩15分。石神井川の遊歩道を歩いていくと、手入れの行き届いたお寺の入口が現れます。
今年は紅葉も1ヶ月ぐらい遅いのでしょうか?11月の最後の週末でこの紅葉。もみじも1ヶ月間耐え忍んで、気合をためたそのパワーを全開させたような見事な赤でした。
今回はお茶会ももちろん楽しんだのですが、初めて体験した香道が面白かったです。茶道以上に、しきたりの多いお作法なんだろうなと思っていたのですが、香道はしゃれたお遊びという感覚で広まった作法のようです。茶道は対象が客であるのに対し、香道は自分と対峙する作法だと聞きました。香りを通じて自分と深く対峙し、香りの中にある膨大な情報の背景を学ぶ文化だそうです。
これはイメージの世界ですよね。その香りから何がイメージされるか、その香りの中に何が含まれていて、何年前のどこのもので…、というところからイメージを膨らませて楽しむもののようです。
微妙な弱い香りを神経を集中して嗅ぎ取り、香りを当てるゲームに、昔の上流階級の人達が熱中したのが分かるような気がしました。
ところで、私は2問とも香りを当てることができました!さすが、香料会社に勤めているだけのことはある!?
見事なお庭をまたぜひ見に行きたいと思っています。