先週金曜日のセミナー、「疲労とストレスのホリスティックケア」 最後の〆の言葉
幸福感を持てる人の共通の特徴 (べンジャミン・フランクリン(独立宣言の起草者)
「幸福感は、とても大きいけれど滅多にしか起こらない幸運よりも、毎日のちょっとした恵みにより生まれる」
1.自分自身を好きであること
2.主体的に生きている感じが持てていること
3.楽観的であること(楽天的とは違う)
4.外交的であること
この言葉を正しく読み取るためのキーワードは 「幸運 vs 幸福」 と 「楽天的 vs 楽観的」 です
幸運とは、たなぼた的な運の事で、宝くじに当たるとか、滅多に起こらない大きなこと。
幸運を待っていても幸福にはなれない。
楽観的な人というのは、きちんと準備や努力をした上で、悲観的にならずに前向きに結果を引き寄せる人のことで、
それに対して楽天的というのは、たなぼたが起こるのを待っている人。
楽天的と楽観的、言葉はほとんど同じだけど、この両者は困難な状態に陥った時の姿勢が違うのだと思います。
楽天的な人は、宝くじに当たるとか何かラッキーなことが起こるのをあてにするのに対して、
楽観的な人は、それを乗り越えるための行動を起し、運に頼らない。
う~ん、深い話ですね。
話しは少し変わりますが、採用面接をする時に、私は最後に、「ところであなたは運がいいですか?」 と聞くようにしています。
これは、松下幸之助が人を採用するときに必ず聞いていた言葉で、運が悪いと答えた人は絶対に採用しなかったらしい。
この話を聞いて、「よし使ってみよう」と思い、最近使い始めたところ、いろいろな人がいて、面白い結果になっています。
その中で、ベストアンサーと思った人の答え。
「私は運がいいですよ。だって、私は今まで生きていますし、死ぬような目にも合っていません」
いきなり聞かれた質問に、なかなか出てこない回答ですよね。感心しました!
それ以外の人の回答例
Aさん 「運ですか?宝くじに当たったことはないですが、外に出たら晴れていたとか、絶対間に合わないと思ったけど間に合ったとか、
そういうことが良くあるので、私は運がいいと思います」
Bさん 「商品を間違えて渡してしまい、でもすぐに気が付いて、店内を探したらそのお客さんがまだいて、リカバリーできたことがあり、
そういうことはよくありますので、運はいい方だと思います」
Cさん 「私は運がいいのか悪いのか、毎日そのことを考えています。現在失業中ですが、新しいチャレンジができると考えれば私は運がいいし、
でも親にしてみれば、うちの息子は何て運が悪いんだろうと思っているかもしれません」
やっぱり、ベストアンサー氏の答えは卓越していますね。
この人は主体的に生きているのかもしれません。(採用面接なので、確証はもてませんが…)
北野武「新しい道徳」には、ベストアンサーとほぼ同じ回答がありました。
昨日藤原和博氏の講演会へ行きました。帰り、目の前に氏が立っていて、声をかけ、握手して頂き、「You tubuで何回も見ました」と言ったら、「そうか!」と笑みを返して頂きました。講演会で氏の話を聞くのではなく、「知らない人とすぐに討論できる楽しさ」。これを伝えたかったのではないでしょうか。
何人かにこの質問を試したところ、これは運がいいのか悪いのかを聞く質問ではなくて、「運」 ということをどうとらえているのかという、思考そのものを聞き出す質問だと思いました。目先の小っちゃいことしか見えていないのか、それとも大局的に物を見ることができているか?
昨日NHKプロフェッショナルの番組で、岡村が3人のプロフェッショナルに会いに行くという企画だったのですが、坂東玉三郎が「私は幸運だった、幸せな人生です」 と言っていました。 幸運を一時のラッキーで終わらせるのではなく、努力で幸福な人生を勝ち取ったって感じがしました。
こういう話ができる場所として選ばれ続けられるようにガンバリマス。(時々サボりますがご容赦ください)
服部さんが幸運の女神だったんですね。
カラオケと飲み会とゴルフと野球だけやっているわけじゃなかったんだ(笑)