旅行の準備も着々と進み、買い物リストのほとんどが二重線で消し去られていった。星野道夫の本も読んだし、Into the Wild(DVD)も見たし、トレッキングシューズも足に馴染んできたし、葉山でシーカヤック一日体験までやった私は、予習は万端。あとは本番を迎えるのみ。
ところでここまで読んできた皆さん、何か足りないものがあることに気付きませんか?
そうです、最後のパンドラの箱をまだ開けていないのです。
それは「誰と行くのか」です。
私は一体誰と行くんだろう???
開示されている情報は、全員が一人参加であることと、男性3名、女性3名の6人で行くということだけ。それ以外は日本人である(らしい)ことと、住んでいる都道府県名のみ。
旅の思い出って、行った場所と必ずセットで出てくるのが一緒に行った人ですよね。旅が良くなるのも悪くなるのも、一緒に行った人次第というぐらい重要な任務があるにも拘らず、こんな基本情報しか持たない私は、仕方なく、「三重県に住んでいるからこんな人かな?」と、ものすごく大雑把な想像を張り巡らしてみたのでした。
この頃には地球探検隊のウェブ上に、参加者だけがアクセスできる掲示板が開設されて、一人、二人と少しづつ、書き込みが始まりました。
ふーん、なるほどね。こうやって事前に情報交換するんだ、と思い、早速私も大真面目に書き込みをしてみた。
「はじめまして。東京から参加する○○です。アウトドアはほとんど初心者ですが、好奇心だけは人一倍あります。どうぞよろしくお願いします。」
こんな感じでいいのかなぁ?
さて、旅の準備の最終段階に入ってきた私の最大の関心事は、「たえって呼んでください」って言っているあなたは誰ですか?って事。相手も私の事を 「あなたは誰?」って思っているんだろうなと思いながら、とうとうその日を迎えたのです。
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