昔の銀塩写真のデジタル化画像シリーズの続き(第12弾)です。
大学入学直前の3月末に時間的余裕があったので、様々なアイテムを使って上弦前の月を撮ってみようと思い立ちます。
まずは焦点距離1000mmの反射望遠鏡+一眼レフカメラを接続しただけの直焦点撮影で撮ったのがコレです。
F7.7,露出1/250秒
続いて、カメラと望遠鏡の間に2×テレコンバージョンレンズを入れて撮ったのがこちら。
2倍テレプラス使用,F15.4,露出1/60秒
ここまでは撮影難易度があまり高くないので、割としっかり撮れた印象。
さらなる大写しを狙って、アイピースを用いた拡大撮影にチャレンジしたのが以下です。
拡大撮影用カメラアダプター+K25mmアイピース使用,F32,露出1/30秒
拡大撮影用カメラアダプター+Or12.5mmアイピース使用,F64,露出1/8秒
拡大撮影用カメラアダプター+Or7mmアイピース使用,F90,露出1/4秒
拡大率が上がると像が暗くなり、カメラのファインダーを覗いてピント合わせをしっかり行うのが困難となり、
難易度が一気に上昇。また、シャッター速度を遅くしないと適正露出にならないためブレやすくなることもあり、
写真屋さんから上がってきたキレの悪いプリントイメージを見て、ダメだこりゃー😵って思ったものです。
なお、共通撮影データは次のとおり。
カメラ:キヤノンEF
望遠鏡:タカハシ13cmパラボラニュートン反射
フィルム:サクラカラー400(ASA/ISO400)
架台:タカハシ90S赤道儀使用(追尾なし)
で、この数日前の惑星撮影の時もそうでしたが、日周運動で被写体がファインダー視野内からどんどん逃げていき、
赤道儀の微動ハンドルを操作して元に引き戻しながらの撮影は結構面倒な作業で、いずれは後付けオプションの
モータードライブを装着して電動追尾したくなります。そうやってメーカーの思うツボに嵌っていくのか・・・
にしても、軍拡用資金はそろそろ自力で稼がねばと思うのでした。