今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

小さな家への憧れ

2012-01-25 06:32:47 | 住まい インテリア

さんは、小さな家という言葉から、何を連想なさいますか。
私は最近、可愛い小さな家に、時折憧れを抱き、想像を膨らませています。
こんな家に寄せる私の思いについての詳しい説明は、後回しにいたしましょう。
まず最初の質問に自らお答えします。

小さな家から、私が連想する事はいくつか挙げられますが、まず最初に心に浮かんだのは、大草原の小さな家
アメリカの大西部開拓時代を生きた、家族の愛のテレビドラマでした。
移住を幾度か繰り返す中、大草原に小さな家を建て、自然の厳しさとも闘いながら暮らしていきます。
固いきずなで結ばれた家族が織りなす愛情溢れる素朴な日々に、私達は心打たれ、見終わると、ひたすら次回を待ちわびたものでした。
ストーリーは、ほとんど忘れてしまいましたが、暖かな灯りのともった小さな家とその家族は、今なお、私の心の中で息づいています。

我家がこの上なく愛してやまなかった三大テレビドラマの一つと言ってよいでしょう。

次に浮かぶ小さな家も、なぜかまた、我家の三大ドラマの一つ

アルプスの少女ハイジ
アルプスの美しい山並みの中腹でおじいさんと少女ハイジが暮らす小さな山小屋。
本当に、本当に懐かしい、今でも胸がキューンと熱くなる思い出深いテレビアニメです。
私の育児の原点は、このアニメではなかったかしら、と思えるほど。
私のブログのプロフィールの写真のお人形も、ハイジです。(私がそう思い込んでいるだけかもしれません。笑)
私達家族がこのドラマに夢中になっていた頃の、夫の海外出張のお土産でした。
この話題を語り始めますと、今日のテーマから外れてしまいますので、この辺でとどめてておきましょう。

次に浮かぶ小さな家も、またまた我が家の三大ドラマの一つ。

北の国からです。

母親と離別した父子3人が、富良野の森の中で、文明社会に背を向け、自給自足の暮らしをし、ひたむきに生きていく物語でした。
私達家族が、前のドラマ同様、心を感動で震わせながら、夢中になって観たものです。
娘達は高校生の頃のことでした。

このドラマに登場する家族の家も、お父さんと子供たちが森林の樹木を切り倒し、板を削り、家族の手で作り上げた、小さな小さな家でした。

あら~今日のタイトルは、我が家の三大テレビドラマにすべきだったかもしれませんね~
何だか、日記の題からそれてしまいそう。
軌道修正しなければ……(笑)

次に浮かぶのは、ドラマでなく、絵本に登場する小さな家 
本の題名も、ちいさなおうち。
お子様に読んで聞かせた想い出のあるお方が、ほとんどでではないでしょうか。
ですから内容の説明は割愛させていただきます。

最後に取り上げる、私の心に浮かぶ小さな家は、かなり異質。

マリーアントワネットが、堅苦しい宮殿生活を嫌い、隠れ屋として利用した小さなお屋敷。
とはいえ、大きな立派なお屋敷には変わりありませんが。
宮殿に比べると、質素な門構えの、とても小さなお屋敷だったようです。
どんな大富豪でも、こじんまりとした家で、好きな物に囲まれ、寛いだ暮らしをしたいとの願望はあるものかもしれませんね~
私たち庶民は、言うまでもなく小さな家で暮らしているわけですから、アントワネットの思いとは別次元のお話ですけれどね。

今回、このような話題を取り上げるきっかけになったのは、ある日の新聞記事に載った小さな家の写真です。

モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジェが、老後を過ごす両親のために心を込めて建てた、約64平方メートルの小さな家。
家と外が一体となり、大地、湖、山、といった自然風景と日々共に暮らせるように設計されています。

 

 

記事を読み、感動し、去年の初夏以来、心の隅でいつも温め続けてきた小さな家への憧れ。
幾分忘れかけていたこの夢が、また蘇ってきたようです

昨年のゴールデンウィークに蓼科の旅行した時、すでに一足先に近くの別荘に滞在していた孫を呼び寄せ、一晩だけ、ホテルの本館でなく、広大なお庭に点在するコテージに宿泊しました。

林に囲まれ、テラスの眼下には、せせらぎが流れるロケーションで、コテージの空間も、とても素敵。
私は、その雰囲気にすっかり魅せられてしまいました。

その感動と小さな家に良質な数少ない家具と調度品を揃えて暮らす生活スタイルへの私のあこがれを、ほんの短い文でしたが、このブログにも、綴りました。
次女が、私のその文に大変惹かれた、と話してくれたのを、よく覚えています。

そういえば、私が尊敬してやまない、安藤忠雄氏のデビュー作となった建物、住吉の長屋も小さな小さな家ながら、自然を取り入れた空間でした。

両巨匠のモダニズムは、私の性格では、素直に受け入れが難いものがありますが・・・・・・
二人の建築家が建てた小さな家は、自然と一体となった上質な小さな家で暮らすしてみたい、との私の夢に通じるものがあるのかもしれません。
建築家のコンセプトが凝縮されると、小さな家に行きつくのでしょうか?
な~んて、ちょっと生意気な感想でした。(笑)

私は、平均的住居の広さより、多少広い家に住み、シニアー世代となった今、管理を少々持てあましている身です。
ですから小さな家に夢を描き、憧れる思いは、今後も抱き続けていくことでしょう、

でも40代の頃、自分で図面を引き、妥協せず精魂傾けて建てた我が家。
大きな窓が多く、そこに映る緑に感動して下さる友人もいます。

どんなに古くなっても、そんな我が家への愛着はひとしおの私ですから、今さらこの歳では、夢の実現は難しそう。
お掃除と管理が大変と文句をぶつぶつ言い続けながらも、一生この家で日々の暮らしを丁寧に紡ぎ、生を全うしたいと願っています。。

被災地では、今建築家が、新しい試みに燃え、復興の支援に力を貸しているとの報道をよく目にします。
優しい自然を取り込み、家族のきずなを大切にできるような住居を建て、被災地の人達の心を慰め、癒し、励ましてほしいもの、と心から願っています。

追記、

実際に小さな家にお住まいの方が私のブログを読み、いかなる感情を抱かれるかと、何だか不安に思えてまいりました。
身勝手極まりない願望との印象で、呆れていらっしゃるかたもおられるかもしれません。
でも、素直な姿勢で、自分の気持ちを正直に綴るのが日記と思い、ありのままの今抱く思いを書かせていただきました。

多様な考え方や受け止め方があって当然と肝に銘じているつもりですが、多少臆病になってしまったかれん桜です。
そのために、こんな弁解をさせていただきました。

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ご訪問、有難うございました。。
長文にもかかわらず、お時間を割いてまで、私の拙文を最後までお読み下さった皆様には恐縮しております。
重ねて御礼申し上げます。

 

 

 

  


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