まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

賑やか

2009-03-29 13:06:49 | くらし

新潟から来たおばさんは、それはそれは苦労の連続の人生だと思う。
成人したお子さんを二人亡くしている、その一つをとっても耐えがたいことだ。
それだって「私の運命だから」と受け入れているのだからすごい。
もちろん、「どうして私には・・・」と思ったことも多々あっただろうし、実際おばさんからもちらっと聞いたこともある。
でも、1回こぼした愚痴をだらだらと2回3回繰り返すことはしない。



今年初めてのエンレイソウ

 

昨夜は3人して8時には早々に寝てしまったが、その分、今日のおしゃべりがすごかった。幼い時の思い出から、二人の実家がある集落の思い出から、果てはその当時のお葬式模様まで次々と話題は尽きない。
兄弟が9人いて無事に育ったのが5人。何といっても、父とおばさんの年の違いが一回り違う。父の上にまだ3人いたってんだから。前にも書いたけれど、父が、
「姉が子を産んで、親が子を産んで(この時がおばさん)また姉が産んで」って言うんだからすごいことになっていたもんだ、としみじみ思う。

甥にすると一つ年下のおばさん。この方は亡くなったが、また姉が産んだ一つ下の姪に当たる人が会いに来た。二人顔を合わせたとたん、まあ賑やかなこと賑やかなこと。狭い家中に響き渡るような声で近況報告をし合う。

おばさんにしてみれば、兄姉は自分よりずっと年上で相手なんかしてもらえなかったから、近所に住む甥姪の方がずっと馴染みだっただろう。
長じての苦労話も相通じるものがあるだろう。「いいことばかりじゃないね」と言いつつ「そりゃあそうだ、そうだったらおかしなもんだ」とかなんとか。で、二人して大笑いしている。
「ここの家は壊れてしまうがね」とおばさん。ほんと壊れてしまうと思う、そのくらい大声でしゃべり笑っている。
おばさん達はお昼ご飯を食べに行くと言って出かけた。そのまま実家に行くという。出て行ったあとは静か。しんとして淋しいくらい。

それにしてもおばさん、船の中から佐渡が見えて来た時はなんとも言えない懐かしい気持ちになったと言う。「こんなの初めてだて、あっちに行くのかね」と笑っていた。

 

コメント
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