まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

結婚したら。

2014-12-12 13:15:08 | くらし


私のような地方出身者には想像もつかなかったけれど。都会育ちの同僚が放った
「もう、早く結婚して家を出たかったのよ」という言葉を聞いたときにはビックリ仰天。
えっ?えっ?実家を出るってそんなに大変なことだったんだ、と軽いカルチャーショック。

だってね、佐渡育ちの私の場合。
実家が継がなければいけない稼業でもなく、地元就職は公務員か金融機関か、そこは高校でそちら方面を学んだ学友が有利。
大学に行くと決めたからには必ず佐渡を出ていかなければならない、当然のこと。
というか、佐渡を出るためには学校行き、考えるまでもない。親も先刻承知。
18の春にウキウキ気分で実家を飛び出した。この状況は私だけじゃない、高校卒業したら実家出るのはクラスほぼ全員だったわ。

だから、実家を出る唯一の機会が「結婚」とはね。そうなんだ、そんな場合もあるんだ。

「各自」発案のヤマナカさんは初任同僚だったけれど、良妻賢母タイプの彼女は周囲から1番で結婚するだろうと思われていた。
それが案に相違して仲間の中で最後になってしまって。
で、ここからが面白い。
彼女はお父さんに「結婚しないなら早く家を出ていけ」と言われていたのだけれど、何回言われても居座る。柳に風で居座り続ける。
でもね、30過ぎて、いよいよ自分でも結婚せねばと思ったそうな。で、なんと出雲大社に一人で願掛け詣りに。
そしてその時、玉造温泉にひとりお泊りしてきた。って。
普段おとなしいから、その仰天行動初告白に私を含めた同僚たちは驚いたのなんの。
いやいやこれはよけいな話。

なんと彼女は、
「結婚したら絶対1番風呂風呂に入る!!」と固く決めていたそうな。えっえっ?!どういうこと。
「母方の実家は夫優先長男優先だから。かた苦しい苦しいのよ」
母はその考えが染みついていて、3人姉弟の私はいつも一番最後のお風呂だったのよ。って。

そうだ彼女のご両親は鹿児島出身だったんだ。
だから彼女の結婚披露宴の時、父上の同僚だった方が良妻だった母上を褒めまくって、
娘の披露宴か母上の披露宴かどっちだ状態だったんだわ、思い出した。

いい!いい!
いちばん風呂くらいなんだ!朝風呂でも昼風呂でも二度風呂でも何でもいい。好きなだけ入って!!
よかったね、結婚して優しいご主人と一緒になって。


いやあ、それにしても人生いろいろあるものね。
当たり前だと思っていたことがある人にとっては当たり前でなく・・・そっか、逆もまたありね。

コメント
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