まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

気疲れ人疲れ

2017-01-16 09:44:46 | くらし

話の特集元編集長矢崎泰久さんと永六輔さんの対談『ふたりの品格』を読んでいたら、
矢崎さんがピーコさんの気遣いに疲れると言ってたから笑ってしまった。うん、なんとなく分かる気がするからね。

ピーコと一緒にいると疲れるでしょう。
いや、あの人がいい人だとというのはわかっているのよ。
でも、ピーコって、次々に先回りして気を遣うでしょう。一緒にスターバックスなんかに入ると、あの声で
「何飲む?」「お砂糖は?」「ミルクは?」でしょう。(略)
オレがカップを何気なくテーブルの端っこに置けば、ひっくり返さないように、さっと安全な場所に動かしたりさ。
そのたびに、「あ、ごめん」「あ、申し訳ない」なんて言ってると、こっちがくたびれる。
永さん。ぜんぜん、慣れれば平気ですよ。いちいち「ありがとう」なんて言わないから。ですって。

娘がそんな性質である。
たとえばアパートを訪ねたときなんぞ、部屋で突っ立っていようものなら即座に、
「おかあさん、座ってテレビでも観てれば」と、いちいちよ。
私もそうねとかありがととかの返事をすれば可愛いものを、その気遣いがうっとおしいからつい、
「座りたい時には座るから気にしないで」なんて言ってしまうからいかん。娘よごめん。

 (昨夕)

それで思い出したこと。
TV「ぴったんこかんかん」 大竹しのぶさん渡辺えりさんキムラ緑子さん。
昨年11月の新橋演舞場お芝居『三婆』の宣伝を兼ねてのご出演。
ちなみに私も申し込んだが見事にチケット外れだったの。そこでせめてもと観たわけ。

えりさんのご当地山形の芋煮をつくることになり、どこぞの台所でえりさん張り切っていろいろと指示。
何か足らないものがあったらしくて緑子さんと安住アナがお買い物に。留守中えりさんと大竹さんが料理。

ところが。
二人が買い物を終えて帰宅すると大竹さんがいない。えりさん一人奮闘中。
大竹さんどこにいたと思います?
別の部屋でベッドに倒れ込みお昼寝中でした。曰く。
「えりさんがうるさいんだもん、ふたりだと疲れちゃって(こんな意味)」
分かる分かる、さぞかしうるさいんだろうな、おひとりでああだこうだと立て続けにしゃべっているんだろうな。
そりゃあ疲れる。緩衝剤の人がいなくてのふたりきりはきつい。ああ、分かるわ。
で公演中、何が心配かって「えりさんに疲れること」だって。ああおかしい、笑っちゃうよね。

やはり「ぴったんこかんかん」
富士真奈美さんと吉行和子さん。岸田今日子さんが亡くなる前は三人の仲良しさん。
お二人じゃどうなのかしらね。なんて。

吉行さんの著書『質素な性格』 
タイトルに惹かれて読んだけれど。「わが欲よ野菊のごとく小さくあれ」なんて素敵じゃない、私もぜひそうありたい。
吉行さん、やっぱりそれじゃ結婚生活は向いていません。
人と一緒に暮らすことが嫌いだ、となればね。

ご自身がおっしゃっている通り。

基本的には、人のことはどうでもいいっていうんでしょうか。
自分が常に気分よくいたいって方でして・・・ そういう性格なものですから、
誤解されることも随分あって、 相手を怒らせちゃったりするものですから、
友達づきあいもなかなかスムーズにいかなかったりします。

というわけで、お互いにわがままでそれを自覚しているというからいいのか。要らざる心配か。 

と、出演者が興味ある人だとときどき観る「ぴったんこかんかん」
出演者の方たちをさばいている安住アナってなかなかね。
彼は、1日中一癖も二癖もある出演者たちのお相手をして疲れないのかしら。気になる。

どうでもいいけれど、私、少人数なら大丈夫短時間なら大丈夫、楽しい。
ん?5人以内、5時間未満の範囲。我儘ね。
10人を超える集まりはあちこちに愛想振りまくから疲れる、二次会なんてとんでもない。
付き合いが悪かろうが何だろうが我が身大事。早々に帰宅する。超自分勝手。

 

コメント
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