徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

伝統芸能の担い手 ~ 中村花誠さん ~

2010-12-11 23:00:12 | 熊本
 新町や古町に残る町屋など、城下町の景観を残していくのが、ハード面での歴史的遺産の保護とするならば、城下町に伝わる伝統芸能を残していくのはソフト面での歴史的遺産の保護ということができよう。子供舞踊団「ザ・わらべ」の生みの親でもある中村花誠さんは、そんな熊本の伝統芸能継承に力を尽くしておられる尊敬すべき方だ。今では国内でも数少ないといわれる女流邦楽演奏家であり、日本舞踊の指導者でもある。平成20年からは、京都の「都おどり」に倣った「熊本おどり」を立上げるなど、各方面で活躍しておられる。何度か演奏を拝見したことがあるが、10月の熊本城お城まつりにおける古謝美佐子さんの島唄とのコラボは圧巻だった。野外のステージに響き渡る小鼓と囃子は、満員の聴衆を惹きつけずにはおかなかった。