徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

松田選手の死に想うこと

2011-08-05 15:27:58 | スポーツ一般
 昨日亡くなったサッカーの松田直樹選手は、横浜マリノスや日本代表時代に個性の強い選手だと聞いていた。その身上は「意気と気合」だったようである。死因が心筋梗塞と報じられているが、サッカーのように心肺機能を酷使するスポーツの選手で心臓に問題を抱えた選手は意外と多い。かくいう僕も水球の現役選手だった大学時代、いつも心臓に不安を抱えていた。いわゆる「スポーツマン心臓」というやつで、それ自体は病気ではないが、1分間に40足らずしか脈拍が打たず、時々、期外収縮というか、不整脈を起こすのが悩みの種だった。練習中に不整脈が起こると体中の力が抜けてしまい、練習にならない。医者にも診てもらったが、「スポーツマンには多いんだよ」のひと言で特に治療もされなかった。大学を卒業して水球をやめたら、そんなことはすっかり忘れてしまった。しかし、これが心臓肥大などの症状があると危ないと聞く。松田選手もそんな症状があったのかもしれない。松田選手の早世は残念ではある。しかし、僕はあえて、先日亡くなった原田芳雄さんが、ドラマ「火の魚」で言ったセリフを松田選手に送りたい。
「たとえ短くとも、俺はお前を哀れまない。心配するな。俺とて後に続くのにそんなに時間はかからんさ」