徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

米原長者口説き歌 ~ 2011 山鹿灯籠まつり ~

2011-08-19 22:31:37 | 音楽芸能
 「よへほ節」、「山鹿燈籠盆踊り」とともに山鹿燈籠まつりで必ず歌い踊られる唄が「米原長者口説き歌(よなばるちょうじゃくどきうた)」である。この歌自体は作られたのは比較的新しいそうだが、この歌のもとになった「米原長者伝説」は、1300年前、大和朝廷が現在の菊鹿町に鞠智城を築いた頃から語り継がれていると言うから相当古い。鞠智城がある米原地区には、暮れる太陽を呼び戻し、一晩で三千町歩の田植えをしたという米原長者の伝説が残っている。つまりこの「米原長者口説き歌」は言わば「田植え唄」と言ってもいいだろう。「田植え唄」と言えば黒澤明監督の名作「七人の侍」のラストシーンで歌い踊る「田植え唄」。僕はこの「米原長者口説き歌」を聞くたびに必ず「七人の侍」の「田植え唄」を想い出すのである。