徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

千人灯籠踊り(2) ~ 2011 山鹿灯籠まつり ~

2011-08-17 23:23:36 | 熊本
 山鹿灯籠まつりを見に行った昨日の熊日朝刊に寂しい記事が載っていた。今月の5~7日に熊本市で開催された「火の国まつり」が今年は花火大会中止などの影響もあって人出が激減したというのだ。まつりの主要なイベントがなくなれば人出が減るのは当たり前の話で別に驚く話でもないが、それより問題だと思うのは、基本的に「火の国まつり」のコンセプトは明確になっているのだろうか、という点だ。花火大会があっさり中止になるということはたいして重要な要素とは考えていなかったのだろう。だとすれば、何をもって集客しようというのだろうか。一応メインイベントは「おてもやん総踊り」ということになっている。今の総踊りははたして他の市町村や他府県からも人を呼べるくらいの魅力あるイベントと言えるだろうか。とてもそうは思えない。MCや特別出演のプロの演奏家が張り切れば張り切るほど、空回りをしているように見えてしょうがない。だから今年の結果は当然の成り行きなのだ。以前にも書き込んだことがあるが、この「火の国まつり」はもう一度原点に立ち帰って考え直したほうがいいのではないだろうか。
 一方、昨夜の「山鹿燈籠まつり」は、いろんな話を聞いたり、読んだりしているとコンセプトが実に明確で、それに沿って市民あげて力を結集しているという印象が強い。おそらく国内有数の特徴ある夏祭りとして益々発展していくだろう。