徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

日本は本当に強くなったのか? ~ サッカー日韓戦を観て ~

2011-08-11 16:26:24 | スポーツ一般
 各メディアも昨夜の日韓戦大勝の余韻に浸っているようだ。一見、すぐ近くに迫っているワールドカップ予選も見通しは明るいように見える。しかし、本当にそうだろうか。昨夜の試合は日本の選手たちにとって自信になったことは間違いないだろうが、あくまでも参考記録的な見方をした方がよさそうな気がする。日本はホームゲームであることに加え、韓国選手たちとは明らかにモチベーションに差があった。日本側は松田選手の弔い合戦という動機があったし、一方の韓国側はKリーグの八百長問題もあり全体的にモラールダウンしている時期でもあったろう。だからこの試合だけを見て韓国よりも優位に立ったとは言えないと思う。思い起こせば37年前、日韓定期戦で日本は4-1と大勝した。この試合のことは今でもよく憶えているが、銅メダルを獲ったメキシコ五輪のアジア予選の時でさえ勝てなかった韓国を、ヤンマーでもコンビを組んでいた釜本とネルソン吉村の大活躍で一蹴し、大いに溜飲をさげたものだ。釜本が得意の右45度から右足で強烈な一発を蹴り込んだ時などは、これでしばらく韓国には負けないのではないかとさえ思った。ところがそれ以来韓国には全然勝てなくなってしまった。ザックジャパンがそんな前例は全く関係ないような快進撃を見せてくれれば嬉しいのだが。