徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

生誕130年 ~ 種田山頭火供養祭 ~

2013-03-10 16:27:04 | 文芸
 今日は種田山頭火ゆかりの植木町・味取観音瑞泉寺で「種田山頭火供養祭」が行われた。柏木住職による法要が営まれた後、「うえき山頭火の会実行委員会」副会長の中尾末義さんによる山頭火と妻・咲野の熊本での暮らしぶりなどについての講演があった。また、午後からは昨年募集した俳句の表彰や托鉢体験などが行われた。
 今回の中尾さんの講演では妻・咲野さんがいかに山頭火を支え、苦労の多い人生だったかが中心に語られた。また、同人仲間でもあった大山澄太という人の存在がなければ、山頭火が今日のように世に知られることはなかっただろうという。1989年にNHKで放送されたドラマ「山頭火 何でこんなに淋しい風ふく」ではフランキー堺さん演じる山頭火を支える大山澄太を、辰巳琢郎さんが演じていてとても印象深かったのを憶えている。
 現在制作が進められている中山節夫監督の映画「種田山頭火」はもうやがてクランクイン、7月にはクランクアップ、11月に全国公開の予定という状況の報告もあった。