徒然なか話

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映画「合葬」 異色のコラボ!

2015-06-16 19:44:06 | 映画
 今年は、漫画家で江戸文化研究家だった杉浦日向子さんの没後10年だそうである。実は僕は杉浦さんの漫画はほとんど見ていない。NHKの「コメディーお江戸でござる」などのテレビ番組で彼女が語る江戸文化の話が大好きでよく見ていた。没後10年を期してということなのか、今年は彼女の漫画作品が相次いで映画化される。1本は既に公開されたが、原恵一監督のアニメ映画「百日紅(さるすべり)」。浮世絵師・葛飾北斎の娘で、同じく浮世絵師として活躍したお栄の姿を、江戸の風俗を背景に描いた作品。そしてもう1本が今年の秋に公開予定の実写版「合葬」。慶応4年、徳川幕府の解体に反対し、最後まで戦った「彰義隊」に入隊した三人の若者の姿を描いた作品だ。
 そして、僕の注目ポイントはこの「合葬」の脚本を、映画「ジョゼと虎と魚たち」「天然コケッコー」「メゾン・ド・ヒミコ」、テレビドラマでは「火の魚」「その街のこども」、そして朝ドラの「カーネーション」などでおなじみの渡辺あやさんが担当するということ。しっかりした時代考証がベースとなっている杉浦日向子の漫画を、独特の語り口が魅力の渡辺あやがどう表現するのかとても楽しみだ。
 未読の原作を事前に読んでおこうと、さっそく「百日紅」と「合葬」を市立図書館にオンラインで予約した。

※左の写真は渡辺あやさん