徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

4月15日は 阿国忌

2016-04-14 17:56:07 | 歴史
 明日、4月15日は「阿國忌」、すなわち阿国歌舞伎の創始者であり、今日の歌舞伎の祖とされている出雲阿国(いずものおくに)の命日とされている。しかし、実際には生没年不詳で、お国の出自や経歴についても、確実な資料が少なく、はっきりしていない。
 熊本は、慶長15年(1610)に、加藤清正が「阿国歌舞伎」を招いて、熊本城下の鹽屋町三丁目(現中央区新町2丁目)の武者溜りで上演させた故事が伝えられるが、いったいどんな舞台が繰り広げられたのかよくわかっていない。
 今から13年前、歌舞伎発祥の年とされている慶長8年(1603)からちょうど400年を記念し、関西楽劇フェスティバル協議会が主体となって「阿国歌舞伎」の復元上演が京都で行われた。そのプロジェクトの中心メンバーでもあった歴史学者の笠谷和比古氏が、日経新聞に「阿国再臨 京の夜彩る」と題して阿国歌舞伎について実に分かりやすくまとめた寄稿がある。その一部を掲載してみた。



▼阿国歌舞伎の歌舞伎踊「茶屋遊び」の詞章(一部)

▼阿国歌舞伎を現代風に舞踊化した「阿国歌舞伎夢華」