徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

余震のまにまに(7)

2016-04-27 19:29:19 | ファミリー
 今日昼過ぎ、雨が上がったので、新堀橋まで歩いて行ってみた。途中で山口・下関ナンバーの病院業務車や滋賀ナンバーのパトカーに出会う。いずれの地方も僕にとっては懐かしい。遠方から本当にご苦労様と心から感謝したい。
 新堀橋から先は進入禁止となっているので、監物櫓(長岡図書預り櫓)や百間石垣(一部)などの被災状況しか確認できない。新堀橋入口で警備をしているおじさんとしばらく会話する。それによると城内に入っている復旧作業員の間で、宇土櫓は凄いという話が広まっているらしい。昭和35年に再建された大天守、小天守に対し、宇土櫓は400年も前の建築。今回の地震で続櫓は倒壊したものの、宇土櫓本体は平然と立ち続けている。今また新しい清正伝説が加えられそうだ。
 今朝のNHKニュースで、昨日、東京新宿で行われた行定勲監督の熊本県PR映画「うつくしいひと」のチャリティ上映会の模様と映画の内容が紹介されていた。これから各地でチャリティ上映が行われる予定だというが、行定監督もまさかこの映画が熊本復興支援の映画になるとは思ってもみなかっただろう。

▼白壁が剥がれ落ちた監物櫓。右側の石垣も一部崩落している。



▼映画「うつくしいひと」の一場面(主演の橋本愛)。被災前の熊本城も登場する。