徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

余震のまにまに(8)

2016-04-28 19:33:54 | ファミリー
 ブリヂストン時代の大先輩、坂本正詮さんから、わが家の近くの京陵中学校で薬草料理の炊き出しボランティアをやるので来ないかというお誘いがあったので行ってみた。
 玉名市の北西に位置する小岱山一帯は、150種類の薬草が自生する「薬草の里」として知られていて、玉名市ではこれを利用した薬草料理が盛ん。坂本さんも「小岱山薬草の会」の一員として薬草料理の普及に携わっている。
 今日は、オオバコやイノコズチなど数種の薬草を持ち込み、校舎の一角で、薬草の会のメンバーが薬草のテンプラを揚げていた。食事時間の6時頃になると多くの避難者が列をなし、ご飯とおかずのテンプラを受け取っていた。炊き出しは油ものがほとんどないため、とても喜ばれていたようだ。
 こうしたボランティアの皆さんによって避難所生活が支えられている実態を目の当たりにしたが、本当に頭が下がる思いだ。


10名ほどのメンバーでテンプラづくり


おいしそうな薬草テンプラが揚がる