徒然なか話

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熊本伝統の秋の行事 薪能と流鏑馬、今年は11月開催!

2016-09-14 18:44:04 | イベント
◇熊本城薪能
【期日】11月4日(金)
【時間】18:00~20:00
【場所】熊本城二の丸広場ステージ
【出演】喜多流


 加藤清正が金春流の武家役者・中村政長を召し連れ、肥後に入国してから肥後能楽の歴史が始まった。加藤家が改易された後、入国した細川家は金春流、喜多流を御流儀として抱え、肥後細川藩は徳川御三家や前田藩、伊達藩などと並ぶ全国でも有数の能楽が盛んな藩となった。しかし明治維新によって大名という後楯を失った能楽は衰亡の危機に瀕したが、各神社の神事能を務めるなどで苦難の時期を耐え忍ぶ一方、東京へ出た熊本の能役者たちが、日本の能楽の主流を占め、多くの名人を輩出し、今日に至るまで日本の能文化を支えている。


2015年熊本城薪能「鵜飼」


2013年熊本城薪能「熊坂」



◇熊本城流鏑馬
【期日】11月5日(土)
【時間】10:30~12:00
【場所】二の丸広場
【出演】武田流流鏑馬保存会


 武田流流鏑馬は、今から約1100年前、清和天皇の皇子から源氏七代に伝わった後、武田・小笠原の両流に分かれた。武田流は若狭武田家の信直から、婚姻関係にあった細川藤孝(幽斎)が受け、家臣の竹原惟成が直伝され、細川忠興から忠利が肥後に入国後は竹原家が宗家師範としてその一切を受け継いだ。藩校時習館の時代には、武田流の流鏑馬は二条流和歌式や礼法と共に必修科目であったと言われる。現在では、起源を同じくする3団体、武田流騎射流鏑馬(熊本市)、武田流弓馬道(鎌倉市)、武田流鎌倉派(鎌倉市)が活動している。


2015年熊本城流鏑馬


2013年熊本城流鏑馬