徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「はばき」のはなし。

2019-05-17 19:24:28 | 日本文化
 今朝の熊日新聞に、熊本地震で被災した熊本城飯田丸五階櫓の石垣の復旧方法についての記事があった。内容を簡単に言うと、地震で緩んだ石垣をすべて解体・積み直しするというわけではなく、「ハバキ石垣」という別の石積みで外から押さえる方法も併用するということのようだ。「ハバキ石垣」は熊本城で何ヶ所か使われているが、下の写真のように櫨方三階櫓(現在の加藤神社)の土台となっている石垣もその一例だ。
 久しぶりに「はばき」という言葉を聞いたが、すぐに思い出したのは「脛布(はばき)」のこと。脚絆ともいうが、下の早乙女たちの下肢のように脛に巻きつけて紐で結んだ布のことだ。そういえば、もうやがて御田植祭の時季となった。 


右側の出っ張った部分が「ハバキ石垣」


熊本城稲荷神社の御田植祭の風景