徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

国民体育大会から国民スポーツ大会へ

2023-10-15 21:21:00 | スポーツ一般
 連日、鹿児島県で行われている国体のテレビ観戦をしている。
 その「国民体育大会」という名称で行われるのは今年が最後だそうだ。来年開催される佐賀県大会から名称が「国民スポーツ大会」に変わる。略称も「国体」から「国スポ」とするらしいがはたして定着するだろうか。かつて「インターハイ」と呼んでいた「高校総合体育大会」が未だに「インターハイ」で通用することを考えると「国体」も残って行くような気もする。
 それはさておき、国体出場経験者の一人として名称変更はちょっぴり寂しさも感じる。

 僕が初めて国体に参加したのは今から62年前の昭和36年(1961)福島県の会津若松で開催された夏季国体(水球)だった。高校1年生で残念ながら試合出場の機会はなかったものの、大会期間中、台風に見舞われ、競技が一日延期になったり、停電で真っ暗な旅館の大広間にろうそくを立て、熊本県選手団が全員黙々と夕食をとったり、水球の視察に来られた義宮様を間近で拝することができたり、まだ水洗ではなかった旅館の深~いトイレの中に財布を落っことして大騒ぎを起こしてしまったりと様々な想い出が残っている。10数年前、この大会の記録映像がどこかにないかとネットで随分調べたが、この年は水泳競技だけが会津若松で行なわれ、秋季大会は秋田県で行われたこともあってなかなか見つからなかったのだが、「ふくしま教育情報データベース」というサイトの中の往時の「県民ニュース」の中に短い映像を見つけた。この映像を繰り返し繰り返し見ていると当時の想い出が鮮明に甦ってくる。