徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

肥後菊/肥後さざんか

2023-10-27 20:11:25 | 世相
 季節は晩秋から初冬へ。昨年3月から5月にかけて開催された「くまもと花博」にちなみ制作された舞踊団花童の創作舞踊「花七変化 肥後六花」の中から、秋の花「肥後菊」と初冬の花「肥後さざんか」のパートをあらためて視聴してみました。
 なお、「くまもと花博」の歓迎アトラクションとして披露された舞踊団花童の「花七変化 肥後六花」が公式記録に記載されています。

🌸肥後菊
 神無月
  凛と気高く
   匂う 菊の花
    つつましやかに
     命つとう
      あゝ肥後菊は

🌸肥後さざんか
 霜月に
  ほのかに香り 咲き乱る
   散り染めし 花びらの
    なお美しく
     あゝ肥後さざんか



▼肥後菊

【肥後菊の歴史】
 文政二年(1819)には、肥後菊栽培の花祖と呼ばれる藩士秀島七右衛門が、肥後菊栽培要綱を指示した「養菊指南車」を著しました。そこには、肥後菊の花壇作法が定められており、明治二十年、肥後愛好者によって「愛寿会」が結成された後も固持され、現在に至ります。
現在作られている肥後菊花壇作りは、秀島流に依ったものです。

▼肥後さざんか
(肥後銀行サイトより)
【肥後さざんかの歴史】
 肥後山茶花は、第八代藩主細川重賢公が 1756 年に、御薬草蕃滋園において薬種として栽培させたという記録があります。薬種、油脂としての栽培から、花の美しさに魅せられて、次第に観賞用となっていきました。数が少なくなりつつある純品種の肥後山茶花を保存する目的で、「肥後さざんか協会」が設立され、保存、改良、普及に努められています。
(熊本県ホームページより)