徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

玉女サウンドが奏でる “たま”讃歌

2023-10-23 09:46:51 | 音楽芸能
 昨日、名古屋国際会議場で行われた「第71回全日本吹奏楽コンクール」において、玉名女子高等学校が10回連続金賞受賞を達成しました。昨年も同じことを書いたと思いますが、もはや何回目の金賞受賞とかどうでもよくなった感すらあります。これからもあの研ぎすまされた玉女サウンドを全国の吹奏楽ファンに聴かせ続けてもらいたいと思います。
 今回コンクールで演奏した課題曲「煌めきの朝」と自由曲「Crossfire - November 22」は、いずれまたコンサートで聴けるとして、今日は昨年収録した細川ガラシャ讃歌「華の伽羅奢~花も花なれ 人も人なれ~」を聴いてみました。

華の伽羅奢~花も花なれ 人も人なれ~(作編曲:樽屋雅徳)

▼細川ガラシャについて
 ガラシャは明智光秀の娘で、本名を玉子という。織田信長の仲立ちで細川忠興の妻となったのは天正六年(1578)のことであったが、同十年本能寺の変で父光秀が主人の信長を殺したため、玉子は離別され味土野の山中に幽閉された。その後、豊臣秀吉の許しで復縁し、同十五年にキリスト教の信者となり、ガラシャの洗礼名を授けられた。
 慶長五年(1600)忠興が上杉征伐に従軍中、豊臣方では諸侯の婦人達を人質として大阪城内に入れようとした。玉子はその要求を拒み「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」の辞世を残して玉造邸に火を放たせ、三十八歳の生涯を終えた。(立田自然公園・四つ御廟の説明書より)
※写真はガラシャ夫人が最期の時まで身に着けていたクルス(実物)