徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

稲作と芸能

2023-12-04 22:20:19 | 日本文化
 秋の祭りもあらかた終わり、熊本も本格的な冬の季節へと入って行く。
 今年もいろんな祭りが行われたが、日本の祭りは農業、就中稲作と密接につながっていることを実感する。春から初夏、田の神に豊作を祈願する祭りを行ない、秋には田の神に豊作を感謝する祭りを行なう。そしてその祭りには必ず芸能が演じられる。わが国は、縄文時代から弥生時代にかけて大陸から稲作が伝来し、稲作を中心とした農耕社会が形成された。季節季節に神を迎えて祭りを営み、祈りと感謝を歌舞音曲で表した。これがさまざまの芸能のルーツになって行った。今日もこれら季節ごとの祭りが脈々と受け継がれているのである。

秋祭りでは五穀豊穣に感謝する。

春から初夏にかけて豊作を祈願する田植祭りを行なう。