雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

松坂に湧いた一日

2007-04-14 05:47:07 | スポーツ
朝の実況放送から夜の特集まで、松坂に沸いた一日であった。

いろんな論評が紙面やブログでも書かれ、テレビで語られた。
どれもそれなりに面白かったが、松坂側からの視点が多い中で朝日の朝刊に、

「初球カーブ、ちょっと冷めた」 とイチローのコメントを見出しに、イチロー側から書かれているボストンでの宮田喜好記者のコラムは、流石記者の視点と文章と思えるものだった。

「投球そのものより存在が光るよね。プロ野球選手としてそれを備えられないから、みんな苦労するんです。」
と7年ぶりの松坂に対するイチローの印象。

大リーグで個人と個人の対戦がこれほど注目されることは珍しい。

そこに自分がいたことを素直に喜んで特別な感情を抱いて臨んだ第一打席。
松坂の初球 「カーブだね。ちょっと冷めちゃいました」 とイチローを普段の心境に戻した初球だったと記している。

松坂主体の記事が多い中で、面白かった。

松坂のこれから対戦する相手は、大リーグの強打者をはじめ日本人でも松井をはじめ沢山いるのだが、
イチローは松坂自身が対戦したい打者に名前を挙げただけあって、特別なのだと思う。

「武蔵と小次郎の対決」のようなイメージを持った人も多いのだろう。
松坂とイチローの巌流島は舞台を移して今後何度も見られるだろう。

然し、ホームの緒戦、アメリカではじめて、大リーガーとしてのはじめての二人の対決の初球は、
「真っ直ぐの、松坂本来の速球」 のほうが結果はともあれ、物語としては面白かったのかも知れない。


松坂は「イチローには勝ったが試合には負けた」。 新たな物語の幕開け。

次回は、「イチローには負けたが、無失点で勝ち投手になる松坂」 そんな物語の続きを、是非見てみたい。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする