雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

大変な一日

2007-04-19 05:55:06 | 発想$感想
新聞やテレビは、アメリカと日本で起こった銃による発砲殺人事件で持ちきりである。

いろんな問題が背景にあるのだろうが、いずれにしても自分の思い通りにならなかったら銃で発砲して人を殺すというのはとんでもないことである。
「断じて許すことは出来ない」と誰でもコメントするのだが、では「断じて許さないとは」どういうことを具体的に行動として起こすのかと言うと本当は難しいのである。

朝日の社説をみると長崎の事件については、
暴力団だという犯人の背後関係の解明をする。警察の警備に落ち度はなかったか。
反核運動が萎縮しないように。右翼活動について。銃の取締りの強化。テロに屈しないことは多くの人が、声を上げることを止めないことだ。
と確かにそうかも知れぬが、それでこのような事件が根絶するとも思えない。

一方バージニア州の大学で起きた銃乱射事件については、
動機は政治的なテロの可能性は低く、ビデオゲームのような感覚で行動したのではないか。アメリカの銃社会の問題、銃規制の問題が進まないのは、さまざまな選挙でその影響力を発揮するライフル協会のロビー活動が原因という。
米政府や議会、それに国民の銃規制への取り組みを期待したい。

いずれの主張も否定しようとは思わないし、それが大事な指摘であるとも思うが、同時に個人が起こした、今回は日本とアメリカは韓国人であったが、二人の個人が起こした犯罪を、大上段に振りかぶり過ぎているような気もするのである。


どんな背景があったにしても、その中でまともに生きている人が普通一般なのである。
ひとりひとりの個人が、少しは自分の思い通りにならなくても、辛抱するというような昔流の素朴な生き方も要るのではないか。

自分の権利主張もいいが、それが思い通りにならぬときは銃で人を撃つという行為は断じて許してはならない。
「そんなことはしない、少しは我慢が出来る人間を育てよう」と主張するのは時代遅れなのであろうか。

上手く言えないが「私は絶対にそんなことはしない」と断言できる。
そうなったのは、「そういう教育を受けて育ったからである。」と言えそうである。

二つの事件があった大変な一日にふとそんな風に思った。
コメント (2)
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