雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

権威と敬意

2008-02-21 04:43:27 | 発想$感想
何日か前だったが、ロッテのバレンタイン監督と今年から大リーグのロイヤルズの監督になったヒルマン監督との対談をNHKでやっていた。

お二人とも日本のプロ野球監督として、チームの日本一を達成させた名監督と言っていいだろう。
長時間に亘った二人の対談はいろんな分野の話題があって非常に面白かった。

二人の野球もそれぞれ特徴があって面白い。
日本でもバレンタインのほうが先輩だが、100通り以上の打線を組んだりしてユニークである。
然しそれは結果であって、ベースにはリーグ戦の長丁場を疲れささずに選手に100%の力を出させるように、適宜に休ませるという考えに基づいている。
若し、このチームに金本がいたらどうなるのだろうと思った。

ヒルマンの野球は、日本に来てから考えが変わったのか、バントを全然採用しなかったのに突如としてリーグ一番のバントを多用するようになって優勝をしている。
1点を取ってそれを守りきる、接戦を勝ち抜ける投手力の背景があるのだろうか
いずれも指揮官、リーダーとしての確りとした考え方に基づいているのだろう。


そのようなチームの指揮官として、
監督は当然監督としての「権威」「権限」があるのだが、それをスムースに使うためには、チームの選手たちからの監督に対する「敬意」を払って貰えるようでないとダメだというようなことを言っていた。

なかなか含蓄のある言葉である。
チームの長には常に権威、権限は自動的についてくるのだが、部下に敬意を持って貰える上司が果たしてどのくらいいるであろうか。

お二人とも外人である。会話は通訳を通じてのものになるだろう。
そんな中で部下に敬意を持ってもらえるように対処することは非常に難しいことだと思う。
優勝を経験した実績のある監督の言葉である。重みがある。


そんなヒルマン監督、ずっと最下位のチームをどのように再生させるだろうか。
日本のプロ野球選手は大リーグに遜色ないと二人とも言い切った。
ロイヤルズの内野陣の建て直しには、日本選手の下半身の使い方を取り入れるとも言っていた。
日本での監督としての実績が、大リーグでも花咲くように期待したい。

選手も監督も大リーグレベルと仮にしても、
日本のプロ野球の経営陣は大リーグと比較してどうだろうか? 
これは差があるように思うが。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする