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For Ordinary Business People

比べる (発想の視点力(三谷宏治))

2010-06-27 10:35:02 | 本と雑誌

 三谷氏の著作としては、以前「観想力 空気はなぜ透明か」という本を読んだことがありますが、今回のテーマは「発想力」です。

 ボストン・コンサルティンググループやアクセンチュアで戦略コンサルタントとして活動した経歴の持主である著者が、本書で「発想力」を高めるための方法として示したのは、「比べる」「ハカる」「空間で観る」という3つの視点です。

 まずは、「比べる」。
 三谷氏が薦める「比べる」際の視点は以下の4つです。

 
(p65より引用) 視点1 比べて、共通点でなく「矛盾」を探す・・・
視点2 広く遠く比べて、「不変」や「変化」を探す・・・
視点3 「例外」と比べて差を探る・・・
視点4 「周縁」「その他」と比べて差を探る

 
 視点1。大切なことは、「比べる」ことにより、共通点ではなく「差」「矛盾」を見つけることだと指摘しています。そのときの着眼の肝はこうです。

 
(p31より引用) ・大多数が同じ意見だが、一部異論や別意見=「矛盾」がある→深堀りする!

 
 視点2。ここでは、空間的にも時間的にも「広いレンジ」で比べることを勧めています。これにより、市場や技術の大きな地殻変動を発見するのです。

 
(p43より引用) 成功のメカニズムが強固で安定的、つまり変えづらいものであればあるほど、それが大きな失敗の理由になる。・・・
 大きく時系列に見て、変わったもの、変わらないものを見つけてみよう。そこに本質的な理由が埋まっている。

 
 ロングレンジで物事の変化を見わたすと、「イノベーションのジレンマ」で指摘されているような、市場を大きく押さえている企業がチャレンジャー企業に凌駕されるケースを確認することができます。そういった実際例として、本書では、キリンビールvsアサヒビールのシェア推移を採り上げています。

 視点3は、「例外」事象をヒントにしたイノベーション。
 二次元グラフに事象をプロットすることはよくなされることですが、多くの場合「相関関係」を確かめることで止まってしまいます。たとえば、「売り場面積が増えれば売上も上がる」とか・・・。そこに止まっていては、当たり前のことを確認しただけです。新たな発見には至りません。さて、それではどうするか。
 この相関関係の傾向線から離れている事情に注目するのです。たとえば、同じ売り場面積なのにより多く売っている店舗に目をつけ、そこを深堀りしていくわけです。

 
(p49より引用) 相関を離れた例外的事象にこそ、例外的に優れたチャンスが(もしくは危機が)潜んでいるはずだ。
 真のジャンプを望むのならば、そこから逃げてはいけない。

 
 そして、最後、視点4は「その他に注目」

 
(p65より引用) 未来への扉は、既存の分類の中には決して存在しない。常に「その他」に潜んでいる。

 
 多くの事象を分析する際には必ず主要な分類項目に属さない「その他」の項をつくります。最初のうちは、この「その他」に分類されるものは少ないのが普通です。しかし、これが段々と増えていきます。ここに「未来への変化」の兆しが現れていると考えるわけです。
 
 

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イソップを知っていますか (阿刀田 高)

2010-06-23 21:36:38 | 本と雑誌

 かなり前に岩波文庫の「イソップ寓話集」を読んだことがあるのですが、今回は、「イソップ寓話」を材料にした阿刀田氏のエッセイです。

 イソップ物語は、安土桃山時代に宣教師によって日本にもたらされました。当時(1953年)、日本語に翻訳、刊行されたのが「イソポのハブラス」。その少し後、江戸時代初期に登場したのが古活字本「伊曾保物語」です。

 
(p40より引用) イソップ物語がこのとき翻訳出版されたのは宣教師が日本語を学ぶためのテキストとして、であった。天草本〈イソポのハブラス〉と古活字本〈伊曾保物語〉の二冊があり、それぞれ別なルートから翻訳編集されたものらしく、内容には異同がある。

 
 以前の「岩波文庫」の覚えでも記しておきましたが、イソップ物語は、日本の逸話にも種々影響を与えたようです。
 その中でも有名なものが、「農夫の子どもたちの仲の悪さを諌める話」。一本ではたやすく折れる枝を、7・8本束ねて「一人では折れない枝の束」を示す寓話は、まさに毛利元就の「三本の矢」のエピソードとそっくりです。

 さて、本書。阿刀田氏は〈イソポのハブラス〉を底本に〈伊曾保物語〉に収録されている話も加えつつ、自らのエッセイに仕立て上げています。採り上げたのは130余りのイソップ寓話。そこに簡単な解説?や余話を加えていきます。私としては、阿刀田氏一流のウィットに富んだ切り口を大いに楽しみにして読んでみたのですが、その点では、正直なところ少々期待はずれなところがありました。

 紹介されている物語も玉石混交という感じです。これはという話に絞って、その「下心(言わんとする教訓)」を阿刀田氏流に膨らませた方がよかったように思いますね。

 ということで、覚えとして書き記すようなくだりはほとんどなかったのですが、そうは言うものの一つ。イソップ寓話とは直接関係はありませんが、阿刀田氏が文中で紹介している「江戸時代の狂歌」です。

 
(p212より引用) 敵か身方か、この判断に迷うときには態度保留が良策。弱い立場にある者は、相手を訝ってもことさらに反意・敵意を明らかにすることができないから、
“世の中は、さよう、しからば、ごもっとも、そうでござるか、しかと存ぜぬ”
と江戸の狂歌は歌っている。同意をしているように聞こえるが、その実、具体的なことにはなにも答えず言質を相手に与えないようにする話術の例である。

 
 最近もこういう話しぶりはいろいろなシーンで見られますね。
 まさに「今も昔も相も変らず」ということです。
 
 

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ガラパゴス化する日本 (吉川 尚宏)

2010-06-20 09:42:18 | 本と雑誌

Iguana  本書の「はじめに」によると、昨今人口に膾炙している「ガラパゴス化」という言葉は、北俊一氏による論文「日本は本当にケータイ先進国なのかガラパゴス諸島なのか」で使われたのが最初とのことです。

 本書では、この「ガラパゴス化」というコンセプトを、まず3つにカテゴライズして論を進めていきます。

 
(p4より引用) ●日本製品のガラパゴス化
 日本企業がつくるだすモノやサービスが海外で通用しないこと
日本という国のガラパゴス化
 日本という国が孤立し、鎖国状態になること。地方だけでなく、東京も含め日本全体が鎖国状態となるリスクをはらんでいること
日本人のガラパゴス化
 最近の若い人のように、外に出たがらなくておとなしい性向のこと

 
 「携帯電話」を代表例にしたガラパゴス化は「日本製品のガラパゴス化」です。

 
(p121より引用) 日本企業の提供する商品やサービスがガラパゴス化する理由の一つは、非製造業を中心に海外売上高比率が低いことである。もう一つの理由は、日本で求められる豊かさよりも少しレベルの異なる豊かさを求める海外の消費者が登場してきていることである。そうした消費者に合う品質、機能、価格等を提示していく必要があるにもかかわらず、その体制ができていないということなのである。

 
 これは、正にクリステンセンが「イノベーションのジレンマ」で指摘している「先行者が後続者に逆転される市場構造・競争条件の変化の仕組み」そのものと言えます。

 さて、本書では、先の「3つのガラパゴス化」の中で、「日本という国のガラパゴス化」について相対的に多くのボリュームを割いて説明しています。

 
(p96より引用) 日本という国の立場で考えれば、脱ガラパゴス化した日本製品を生み出す日本企業が日本に引き続き主要機能を置くようなインセンティブ・・・を付与し、彼らが日本という国に対する雇用や投資の機会を維持し、増やせるような環境を構築していくことが重要となる。

 
 仮に「日本製品のガラパゴス化」だけが解消され、当該企業がその活動の軸足を海外に完全に移してしまうとどうなるでしょう。それこそ、日本という国は、人口が年々減少しそれと連動して縮小する市場と運命をともにすることになります。日本企業の「脱ガラパゴス化」はもとより、同時に外資系企業の誘致等による「日本という国の脱ガラパゴス化」も図らなくてはなりません。

 それでは、どうすれば「日本という国の脱ガラパゴス化」が実現できるのか。
 本書の最終章は「脱ガラパゴス化へのヒント」と銘打って、国際競争市場における「ルールの創造・変更」の重要性を指摘しています。

 
(p227より引用) 要するに、市場を支配するゲームのルールを、鳥瞰的に眺める、そして、ルール自体を動かす。これがディジタル化が進み、グローバルな水平分業が進む中での企業の勝ちパターンである。・・・またこれから出来上がるルール、すなわち制度の設計に、日本はグローバルなレベルでもっと積極的に関与していく必要がある。

 
 もうひとつ、興味深い提案として示されているのが「霞が関商社化シナリオ」です。
 意味するところが不明瞭な「国際競争力」という言葉が先に立って、「国・政府」として具体的に何をするのかがきちんと議論されていないのではないかという問題意識です。

 
(p236より引用) 「官民共同、オールジャパンで国際競争力強化を」と政府は主張するが、もしこれが官民一体となって海外に出ていこうというのであれば、前時代的である。まずグローバル化すべきはゲームのルールをつくる官、霞が関であり、ここが最強の一種の貿易産業になれば、日本企業の海外進出、あるいは外資系企業の日本参入は容易になる。・・・民は官をもっとしたたかに動かすことを考えるべきなのである。

 
 本書で論じられている著者の指摘は、一種の「日本列島改造論」です。

 
(p248より引用) 地方再生が叫ばれる昨今であるが、国土保全という観点、あるいは観光産業の振興という観点で地方は再生させるものの、積極的に住民を都市部に移住させ、しかも世界に通用する国際的な都市をつくっていく、ということを国土政策の柱としていくべきである。

 
 国際的にも核となりうる大都市を中心に「道州制」的発想で、海外との資本・人材・知識のハイブリッド化を推進するとの考えのようです。
 このあたり、かなり強引な立論でもあり意見が分かれるところでしょうが、明確な意見を提示するという姿勢は評価すべきですね。
 
 

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ぶらり日本史散策 (半藤 一利)

2010-06-12 16:22:00 | 本と雑誌

Kanjincho  半藤一利氏が得意とする歴史エッセイを集めた本です。
 雑誌「遊歩人」に連載されたコラムが中心ですが、全国紙用に書かれた原稿も加えられています。

 前半部は第一部として、「戦時期」を舞台にした「昭和史巷談話」
 中にはユーモラスなものもありますが、ほとんどが、半藤氏が抱き続けた戦争批判のメッセージの発露といえるでしょう。
 たとえば、「特攻隊員の痛哭の川柳」の節では・・・

 
(p94より、特攻出撃三九機。残りし福知と伊熊も、沖縄海域にて散る。この日、わが艦艇に沈みしものなし、とは米海軍省の発表なり。

 
 そして、「速やかに特殊爆弾を投下せよ!」の結びのくだり。

 
(p113より引用) 注目してほしいのは、降伏勧告のポツダム宣言が日本に伝えられる以前に、非情にも、投下命令は発せられていたということである。だれも疑いをはさむ余地はない、良心の痛みもない、すべては自然の流れであった。それが戦争というものなのである。

 
 さて、後半の第二章は「日本史閑談」
 さまざまな時代のエピソードを、ウィットを含んだ軽妙な筆致で紹介していきます。

 そういった中からひとつご紹介です。タイトルは「『勧進帳』の義経と弁慶」
 歌舞伎の「勧進帳」は謡曲の「安宅」に拠っていることは有名ですが、半藤氏によると、この「安宅の関での義経主従危機一髪」の一幕はどうも史実と異なるとのこと。「吾妻鑑」や「平家物語」などその時代を記述した史書には「緊迫したシーン」は出てこないというのです。

 
(p187より引用) ウーム、見事なフィクション!と思っていたら、これがそうではなくて、中国の古典に主君打擲で難所を切り抜ける話が山ほどもあると、物知りに教えられた。たとえば『戦国策』。・・・ほかにも、『晋書元帝紀』『宋書王華伝』エトセトラ。
 それにしても、こんな素朴な説話を、絢爛豪華な名舞台に仕立てあげるとは、日本人とは二次加工の名人であることよ。

 
 と、こんな感じです。
 
 

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沸騰都市 (NHKスペシャル取材班)

2010-06-05 17:05:43 | 本と雑誌

Dhaka  2008年から2009年にかけて放送されたNHKスペシャル「沸騰都市」
 本書は、同番組の取材陣による書き下ろしです。ちょうど、リーマンショック以降の世界的な金融危機を挟んだタイミングを舞台としているので、内容は、その前後をフォローした興味深いレポートになっています。

 「沸騰都市」として取り上げられたのは、ドバイ・ロンドン・ダッカ・イスタンブール・ヨハネスブルク・サンパウロ・シンガポール、そして東京の8都市
 それらの中から、特に私の興味を惹いた部分を紹介します。

 まずは、「第1章 ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー」の章。当時の典型的な不動産ブローカーであるイラン人投資家ラミン氏の取材から。

 
(p47より引用) 当のラミンはドバイがバブル状態にあることをはっきりと自覚していた。
「とても危険なことがあります。不動産購入者の八割が投資家だということです」
 自分も含めた投資家の目的はただ一つ、金だけだと言う。ある時点で多くの投資家が売りに回れば、間違いなく物件の価格は暴落する。

 
 そして、ドバイの不動産バブルの崩壊。それでもドバイでは、下落した物件を買い漁るためのファンドが動いているとのこと。どんな状況に陥ってもマネーゲームは続くようです。

 次は、「第3章 ダッカ “奇跡”を呼ぶ融資」の章。貧困解消を目的として設立されたNGOバングラデシュ農村向上委員会(BRAC)は、貧困層自立支援のために「寄付ではなく融資」という方法を採用しました。

 
(p144より引用) 当初からこの組織が際立って現実的だったのは、貧困の解消のために、人々に融資をするという発想である。それは決して施しではなく、あくまで金銭の貸借である。つまり、貧困層とはいえ、借りた金は利息を付けて返すということを徹底し、それをシステムとして構築したのである。

 
 例の「マイクロクレジット」です。融資という体裁は、何としてでも貧困から抜け出そうという向上意欲のある人を集めることになります。

 
(p145より引用) 担保を要求する代わりに、マネージャーと呼ばれる担当者が、個別に面接を実施。しっかりとしたモチベーションと熱意を基準に融資の可否を決める。賭けに近い融資と思われるかもしれないが、返済率は限りなく百パーセントに近い。その結果、利子は再び貧困解消のためのプロジェクトに投入されるという、正の連鎖が連なっていくのである。

 
 向上心という観点からは、「第6章 サンパウロ 富豪は空を飛ぶ」の章で紹介された新垣宏助氏の生き方も感動的です。
 日系二世の新垣氏の両親は90年前、移民としてブラジルにやってきました。新垣氏の幼い頃は貧困にあえぐ生活でした。その後、幾多の苦労の末、エタノール生産で富豪となったその新垣氏ですが、「成功の秘訣」について問われたときの彼の言葉です。

 
(p348より引用) 「成功ですか?まだ頑張ってる、まだまだね、お父さんの時代からね、頑張ってる。ゆっくりです。心配だからね、多くやると心配だからね、ゆっくり、ゆっくり。まだまだですよ。まだ頑張っている最中ですよ。本当に成功したらね、もう、やめますよ・・・まあ、頑張らないとね、つぶれますからね、頑張らないと。従業員の皆さん、子どもさん、嫁さんがおるでしょ。だから大きな責任がありますね、心配だから頑張らないといけないんです」

 
 新垣さんは81歳(取材当時)。座右の銘は「ゆっくりしっかり」とのこと。

 さて、最後にご紹介するのは、「第7章 シンガポール 世界の頭脳を呼び寄せろ」の章で紹介された「厳しい現実のコントラスト」です。
 故郷バングラデシュに教育施設を作ることをみて、その資金作りにシンガポールに働きに来ていたデロワール・ホセン。そういう外国人労働力を、超合理主義国家シンガポールは景気変動の調整弁として扱います。
 バングラデシュに送り返される直前のホセンは、こういい残しました。

 
(p408より引用) 「でも、私は夢を諦めるつもりはありません。また方法を探して、バングラデッシュでお金を作るか、またここにやって来るか、何としてでも学校を作ります。そこで子どもたちを教えます。私の生徒たちは、私のような単純労働者ではなく、技術のある人材としてシンガポールでも、どの国でも大切に扱われるように育てます」

 
 本書では、世界各地の「沸騰都市」の中で、バブルで沸き返りそして金融危機で転落した人々を描くとともに、その対極として、夢に向って堅実に歩んでいる貧困層に属する人々も丁寧に紹介されています。
 沸騰都市のひとつ「東京」に住んでいるひとりとして、改めて、いろいろなことを真剣に考えさせられます。
 
 

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