OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

〔映画〕恋は光

2024-02-29 09:49:53 | 映画

 
 2022年に公開された日本映画です。

 10年ほど前に連載されたコミックが原作の作品です。あまりにも現実離れした “シンプル” なテーマとストーリーなので、リアリティは全くないのですが、その分ピュアで、見終わっても程よい暖かさが残ります。
 
 ともかく登場人物のキャラクタ設定が各々クリアで、西野七瀬さん、平祐奈さん、馬場ふみかさんを配したキャスティングも、それぞれの役どころに上手くはまっていました。
 
 あと、気になったのが、路面電車やアーケード商店街。どうも見覚えがある感じだったのですが、やはりそうでした。当時からそれなりに変わっているはずなのですが、なんとなく引っかかるものですね・・・。

 

 

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〔映画〕TAR/ター

2024-02-28 09:34:54 | 映画

 
 2022年に公開されたアメリカ映画です。
 
 評判どおりなかなか見ごたえのある作品でした。
 主人公の個性的なキャラクタ設定が成功の大きな要因ですね。
 
 ちょっと過剰演出かと感じるところもありましたが、ともかく主人公を演じたケイト・ブランシェットは確かに大熱演だったと思います。
 
 あと、気になったのが、マーク・ストロング。あのヘアスタイルは率直言って違和感満載・・・、いかがなものでしょう?

 

 

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〔ドラマ〕沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~

2024-02-27 13:58:58 | 映画

 
 2024年に配信された日本の長編ドラマです。
 
 1988年から連載されたかわぐちかいじさんの同名人気コミックが原作で、2023年には実写版として映画化もされました。
 本作品は、その映画のあとを受けて同じキャスティングで公開されたものです
 
 そもそもの原作コミックがなかなか一筋縄ではいかないテーマを扱ったものなので、本作も含めその後アニメや実写化された作品も、そのモチーフやストーリーについて軽々に論じるのは悩ましいですね。
 
 その点では、とてもチャレンジングで興味深い作品だと思います。

 

 

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終幕(フィナーレ)のない殺人 (内田 康夫)

2024-02-26 09:55:37 | 本と雑誌

 かなり以前に読んだ内田康夫さん “浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。

 ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “浅見光彦シリーズ” の制覇にトライしてみようと思い始ました。

 この作品は「第17作目」です。
 今回の舞台は “箱根”。箱根そのものへの出張はありませんが、プライベートでは何度となく訪れています。

 ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、この作品は内田さんによる巻末の「自作解説」でも語られているように、いままでの “旅情ミステリー” といったテイストとは全く異なるものですね。
 作中でも触れられていますが、アガサ・クリスティーの名作「そして誰もいなくなった」を思い浮かべるようなプロットです。

 こういった作品を執筆した動機については、先の「自作解説」で内田さんご本人が説明しています。
 まあ、それはそれとして、私の率直な感想を言えば、やはり作家の “得手不得手” や読者の “期待” といったものは厳然と存在するのだろうということですね。

 さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら”です。

 次は、執筆順では「竹人形殺人事件」ですが、一足先に読んでいるので、「軽井沢殺人事件」にいきましょう。

 

 

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〔映画〕うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

2024-02-25 14:15:01 | 映画

 
 1984年に公開された日本のアニメ映画です。
 
 原作は当時大人気だった高橋留美子さんのコミック「うる星やつら」ですが、本作品はそのコミックやテレビアニメとはかなり “世界観” が異なります。コミックファンからみると、まったく別系統という印象です。
 
 作品としての評価は結構よかったらしいのですが、私としては、長編映画用の凝ったストーリーや新たなキャラクタにはあまり馴染めませんでした。
 
 正直なところ、私はもともとのほのぼのとした “ギャグ系アニメ” の方が好みですね。

 

 

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〔映画〕インクレディブル・ハルク

2024-02-24 15:34:45 | 映画

 
 2008年に公開されたアメリカ映画です。
 
 主人公の「ハルク」はマーベル・コミックのキャラクターですが、結構 “キワモノ” っぽいので今ひとつ華がありません。
 
 そういうところもあってほとんど期待しないで観たのですが、ちょっと初期の “キングコング” の雰囲気も感じられて、私としては予想外に楽しめました。
 
 ラストシーンでも示唆されているとおり、このあとハルクとしての単独の続編は(現時点まで)なく、その活躍の場はアベンジャーズに引き継がれたようです。

 

 

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〔映画〕アンブレイカブル

2024-02-23 10:53:46 | 映画

 
 2000年に公開されたアメリカ映画です。
 
 ブルース・ウィリスとサミュエル・L・ジャクソンの共演作としては「ダイ・ハード3」が浮かびますが、本作品はその5年後に作られたものです。 
 
 ジャンルとしては “サスペンス” に分類されるのでしょうが、それはラストの種明かしがあってのことで、今ひとつメリハリのない展開です。
 
 全体的なストーリーには、中途半端なアメリカンコミック的なテイストも漂っていて、どうにも私の好みではありませんでした。

 

 

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〔再読〕ひとり旅 (吉村 昭)

2024-02-22 09:49:09 | 本と雑誌

 吉村昭さんの小説やドキュメンタリー等は今までも何冊も読んでいて、私の好きな作家のひとりです。

 本書は、いつも利用している図書館の書架で目についたものですが、その帯には「最後の随筆集」と記されていました。ちょっと気になりますね。
 目次を覗くと、吉村作品の舞台裏を垣間見ることができる数々のエッセイに加え、巻末には、小沢昭一さんとの対談も採録されています。

 とても興味深い一冊ですが、本書で吉村さんが残した言葉の中から、特に私の関心を惹いたところを少々書き留めておきましょう。

 まずは、吉村さんの「歴史小説」を書く時の基本姿勢を語ったくだり。

(p146より引用) その癖がそのまま歴史小説を書く上でも現われ、ですから史実に忠実に書きたいと思い、それを念願としているのです。それに、史実そのものが私はドラマだと思うのです。変に小説だからといって創作をすると、本当のドラマが消えてゆくのではないかと、そういうふうに私は考えます。

 ここでいう “癖” というのは、ともかくとことん史実・事実を探求する吉村さんの姿勢のことで、この言葉は、吉村さんが現地で渉猟して調べ上げた「戦時記録」を元に「戦艦武蔵」をはじめとした “戦争” をモチーフにした数々の小説を書いた経験によるものでした。

 そして、こうやって “本物の史実” を深堀していくと、歴史の定説の誤りや歴史小説の虚構が顕かにされていきます。
 例えば、薩長同盟の成立と坂本龍馬の働きについて。

(p176より引用) 薩長同盟というと、坂本龍馬が斡旋したことになっているのですが、坂本龍馬は土佐藩の藩士ではなく、郷士です。坂本龍馬が両方を仲介して薩長同盟を結ばせたといわれていますけれども、そのようなことは史実にないのです。
 一人の人間が薩摩と長州、今のアメリカとソ連のようなものですが、それを中に入って話をつけるなどありえない。一番最大のものは武器なのです。武器で合致してしまった。
それで、この薩摩・長州が新鋭銃、新鋭の大砲、これを輸入して、そして幕府と対抗する。

 この長州の武器購入に動いたのが、井上薫と桂小五郎であり、彼らに薩摩の名義を貸して助力したのが、小松帯刀でした。

 さて、本書を読み通しての感想です。

 本書に採録されたエッセイのかなりのものは、吉村さんのひとつひとつの作品の「創作ノート」のような内容で、作品執筆時の彼の「真実」を探求し「事実」に正対する真摯な姿勢がストレートに伝わってくるものでした。
 この一徹さが、吉村文学の “礎石” であり、時代を経ても不変の価値の源なのだと改めて感じ入りますね。

 

(本書は「再読」でした。いまから15年近く前に一度読んでいたようです。恥ずかしながら読んでいる間はまったく気づきませんでした。その時の読後感はこちら。)

 

 

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〔映画〕ナイトメア・アリー

2024-02-21 09:59:27 | 映画

 
 2021年に公開されたアメリカ映画です。
 
 “サイコスリラー映画” とされていますが、ストーリーよりも「映像」を魅せる作品のように感じます。
 全編、重く沈んだようなトーンで統一されていて、好みという点では、私にはちょっと合わなかったのですが・・・。
 
 ただ、ラストシーンは、(ありがちではありますが、)遥か昔「猿の惑星」のラストを観た時のインパクトを小ぶりにしたようで印象的でしたし、キャスティング面では、ケイト・ブランシェットを筆頭に、トニ・コレット、ルーニー・マーラ、メアリー・スティーンバージェンと並ぶ女優陣は壮観でしたね。

 

 

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〔アニメ〕呪術廻戦(シーズン2)

2024-02-20 12:15:41 | 映画

 
 2023年に放映された日本のアニメシリーズです。
 
 同名のコミックが原作で、このシリーズはTVアニメシリーズとしては2作目となります。
 コミックの方はまだ連載中なので、この「渋谷事変編 」もストーリーの一部に過ぎません。そのせいもあってか “中途半端感” はかなりのものでした。
 
 シーズン1の方がまだエピソードに物語性があってメリハリも効いていたのですが、こちらは、単なる「戦闘シーン?」がこれでもかと詰め込まれただけのようで、正直、このシリーズだけだと「駄作」と言わざるを得ないですね。
 
 また、続編としてのシーズン3も登場するのでしょうから、そちらでのリベンジに期待しましょう。

 

 

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〔映画〕レヴェナント: 蘇えりし者

2024-02-19 08:04:39 | 映画

 
 2015年に公開されたアメリカ映画です。
 
 ストーリー自体は、かなりシンプルな “追跡・復讐劇” ですが、実在の人物と彼のエピソードをもとにして映画化されたものとのこと。その点を思うと、この作品が持つ厚みへの印象が変わってきます。
 
 実際の過酷なロケーション現場での撮影がかなりの部分を占めている映像は、リアリティに富んでいて見事でしたし、レオナルド・ディカプリオをはじめとする出演者の面々も、みなさん熱演でしたね。
 
 また、全編を通して重厚に流れる音楽は坂本龍一さんによるものでした。これもまた心に響きます。

 

 

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最後の矜持 森村誠一傑作選 (森村 誠一)

2024-02-18 12:17:16 | 本と雑誌

 いつもの図書館の新着図書リストで目につきました。

 このところ気分転換に読んでいるミステリー小説は、読破にチャレンジしている内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” に偏っているので、この本はちょっとした息抜き、気分転換の一冊です。

 森村誠一さんの作品はずっと昔からそこそこ読んでいたのですが、再読ではない本は久しぶりです。また短編集というのも私にとっては珍しいですね。

 さて、ミステリー小説なのでネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、採録されている6編、いかにもサスペンス小説にありがちタッチのものもあれば、ちょっとファンタジックなテイストのものもあり、それぞれに色合いが異なっていて考えて選ばれているのが十分感じられました。

 とはいえ、今まで読んでいた森村さんの作品は「長編」のものがほとんどだった私の場合、正直なところ「短編」はちょっと合わなかったようです。

 適度に “くだくだ” した物語の展開の方が、かなりくたびれてきた頭にはテンポがあうのでしょう。

 

 

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〔テレビ〕リーチャー ~正義のアウトロー~ シーズン2

2024-02-17 11:11:18 | 映画

 
 2023年に放映されたアメリカのテレビドラマシリーズです。
 
 「シーズン1」が結構面白かったので、続けて観てみました。
 
 登場人物のキャラクターが個性的で、ストーリー構成にも工夫があった前シリーズと比較して、こちらはかなり淡白でしたね。シルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーの一連のアクション映画のような感じがして、ちょっとがっかりです。
 
 とはいえ、下手な映画よりは十分上をいく水準のドラマなので、もし続編が配信されたら、また観るでしょうね。

 

 

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〔テレビ〕リーチャー ~正義のアウトロー~ シーズン1

2024-02-16 10:47:29 | 映画

 
 2022年に放映されたアメリカのテレビドラマシリーズです。
 
 元アメリカ陸軍憲兵隊特別捜査官「ジャック・リーチャー」といえば、トム・クルーズが主人公を演じた映画が先行していて、この作品は同じ原作小説をテレビドラマ化したものです。
 
 こちらの主人公はアラン・リッチソンが演じていますが、トム・クルーズとはかなりタイプが違いますね。
 
 ただ、ここまではっきりとキャラクタ設定を固められると、観ていて安定感を感じます。
 連続ものだけに、ストーリー展開も一話ごとに山場があって飽きさせませんし、中途半端な「映画」よりも出来栄えはずっと上だと思います。
 
 シーズン2もあるようなので、またトライしてみましょう。

 

 

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〔映画〕タイムリミット

2024-02-15 10:00:57 | 映画

 
 2003年に公開されたアメリカ映画です。
 
 “サスペンス” 作品ですが、あまりにも都合の良すぎる設定とストーリーなので逆に興覚めしてしまいます。
 ラストの Happy end も、そもそももトラブルの背景が語られていない中、何が原因で心境が変化したのか、まったく意味不明ですね。
 
 オスカー俳優のデンゼル・ワシントンが主役を務めた作品ですが、あちらこちらで “雑な演出” が散見されたのは残念です。

 

 

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