OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

〔映画〕 コード211

2020-07-31 19:54:06 | 映画

 

 実際に起きた銀行銃撃事件をもとにした作品とのことですが、どこまでが実際に起こったことでしょうか。

 実話に基づいたがゆえに、逆にストーリーとしての面白みが無くなってしまったようです。特に不可解なのはインターポール捜査官の絡み方ですね、全く意味不明です。

 ニコラス・ケイジの出演作はどんどんレベルダウンしていますが、銃撃戦のシーンばかりのこの作品もそうでした。残念ですね。

 

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〔映画〕 飢餓海峡

2020-07-30 19:35:51 | 映画

 

 終戦後の日本の世相を観る映画のひとつです。3時間を超す大作ですね。

 三國連太郎、伴淳三郎、高倉健と役者は揃っていますし、映像もしっかりそれぞれのシーンを映し出していました。

 ただ、エンディングは正直なところ少々安易で興覚めなところがあって残念です。善人故の悔恨の行為だったのか、それとも悪人故の呵責による行為だったのか・・・。
 主人公の空白の生き様をもう少し描き込んだ方が、物語の底に流れる「時代の飢餓感」の納得性を高められたのでは思います。

 

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〔映画〕 オーシャンズ 8

2020-07-29 20:10:04 | 映画

 

 私はミーハーなので、サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイとスーパークラスの女優さんたちがズラッと並んだだけで十分満足です。
 アン・ハサウェイは持ち前のキャラを存分に発揮していましたし、ケイト・ブランシェットの存在感も格別でしたね。

 正直なところ、ストーリーやキャラクタ設定はやはり「本家のオーシャンズ・シリーズ」の方が上だと思いますが、そもそもそういったものを楽しむ作品ではありません。

 このゴージャスなエンターテインメントは続編を期待させます。このメンバーに今度はジュリア・ロバーツが加わるのはどうでしょう。

 

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〔映画〕 天使と悪魔

2020-07-28 19:50:54 | 映画

 

 原作はダン・ブラウン。映画では「ダ・ヴィンチ・コード」の続編との位置づけです。

 全体の構成は、次々に連なる謎解きと奇抜なラストというお決まりのパターンです。謎解きそのものは単純でこれといった面白みはありませんが、テンポよく進んでいくので中弛みはありません。

 ただ、何度も観る映画ではないでしょう。ラストのどんでん返しも、流石に2回目、3回目となると覚えているので、楽しみは半減以下になってしまいます。
 あと「反物質」というのはちょっといただけませんね。ものすごい“唐突感”を感じました。

 

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〔映画〕 RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

2020-07-27 20:08:59 | 映画

 

 「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」に続くシリーズ2作目です。

 今回のストーリーでは主人公の職業は特に電車の運転手でなくてもいいので、「RAILWAYS」シリーズである必然性はないですね。映像としての風景を印象づけるのに地方鉄道を舞台にするのが有効だったという程度でしょう。

 途中の仁科亜季子さんの絡み方も唐突感満載でしたし、ラストに向かう筋書きも「ミエミエ」のところがあって逆に興覚めしてしまいました。
 極めつけは、主人公の最終的な結論。いかにも安易、だったらその数分前のシーンの数々は何だったの?というう感じでした。
 正直、“出来がイマイチの日本映画”というのが私の感想です。

 

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〔映画〕 アンロック 陰謀のコード

2020-07-26 20:05:05 | 映画

 

 何となくはっきりしない作品です。

 大物マイケル・ダグラスが途中登場して間もなくフェードアウトしてしまうので「変だ」と思ってみていくと、やはり最後の方で「黒幕」として再登場してきました。
 そういう安易などんでん返しも含めストーリーは今ひとつ“こなれた感”がなくて、無駄な尻切れトンボ的なシーンもいくつかありました。

 主人公もある意味役柄にフィットしているのかもしれませんが、どうにも“華(ハナ)”が感じられず、トータル的には「B´(ダッシュ)級」の映画ですね。

 

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〔映画〕 RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

2020-07-25 20:08:39 | 映画

 

 これも「いかにも日本映画だなぁ」と感じる作品です。

 だからダメというわけではなくて、それなりに安心して楽しめるということです。これが外国作品だったら、当然もっともっと派手なトラブルが描かれただろうと思います。それだけストーリーは「緩い」のでしょう。

 キャスティングでは、私としては、高島礼子さんの役回りがよかったと思います。結局は「家族」を描いた映画なので。
 しかし、地方が舞台になった日本映画の場合、どうして も「地元の祭」のシーンを入れたいのですね。

 

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〔映画〕 しゃぼん玉

2020-07-24 20:01:18 | 映画

 

 だいたい想像どおりの作品でした。ストーリーも役者さんたちも舞台となった山村風景もすべてよかったですよ。

 林遣都くんも「スカーレット」のときより数倍しっかりした演技を見せてくれたと思います。

 市原悦子さんに至っては、もちろん言うまでもありません。この作品が最後となったとのことですが、本当に残念です。こういった役柄を淡々と自然に表現できる稀有な役者さんだったと思います。

 

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〔映画〕 キリング・フィールド

2020-07-23 20:22:01 | 映画

 

 実話を映画化したものとのことですが、久しぶりに骨太の映画を観ました。映像もおそらく現実に近いものだと思います。

 ラストの再開のシーンで流れる「イマジン」は・・・、これは禁じ手クラスの効果でしたね。

 そして最高の驚きは、カンボジア人助手を演じたハイン・S・ニョールさんです。エンドロールには「DR.HAING S NGOR」とあったのですが、カンボジア出身の医師で演技経験のまったくない素人だったとのことです。それでいて「アカデミー助演男優賞」受賞は素晴らしいの一言です。

 

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〔映画〕 ミッシング・レポート

2020-07-22 20:42:26 | 映画

 

 サスペンスものとしてはなかなか結末を予測できなくて、そこそこよくできたストーリーだと思いました。

 が、結末は急転直下で、大学教授の「不安定な記憶」は単なる混乱要因でしかなかったというのは少々拍子抜けですね。結果的には、犯罪の嫌疑は真相とは無関係の「身から出た錆」の表出に過ぎなかったわけですから。

 ただ、映画の中でのピアース・ブロスナンの刑事はなかなか渋くてよかったですよ。

 

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右手に「論語」左手に「韓非子」―現代をバランスよく生き抜くための方法 (守屋 洋)

2020-07-21 20:01:51 | 本と雑誌

 新型コロナウィルス禍の影響で長期間にわたっていつも行く図書館が休館になっているので、新しい本を借りることができません。
 ということで、かなり以前にダウンロードしていた電子書籍の中から取り出してみました。「論語モノ」は久しぶりですね。 

 さて、本書ですが、論語の説く「性善説」、それに対し韓非子の「性悪説」。対極的なふたつの思想を並べて論じるコンセプトは面白いのですが、如何せん内容がとても残念なレベルです。

 人間の本性が「悪」であるが故に生まれる非違の行いを「法」の厳格適用によって押さえ込むという“法家”の思想は功利的ではありますが、合理的で明快な思想でもあります。
 その点、とても興味をそそられるのですが、本書では、無理やり規定のボリュームに押し込もうとするが故に、紹介しているフレーズの思想的な解釈やその背景説明等が捨象され、ともかく「何らかの教訓を示そう」とする意図が前面に出てしまっていると感じるのです。これでは、引き出してくる教訓めいたコメントがとても薄っぺらに映ってしまいますね。

 守屋氏の著作はかなり以前にも読んだことがあるのですが、どうもビジネス書・啓蒙書的な色合いのコメントは浅薄ですね。
 中国文学がご専門なのでやむを得ないところがあるのでしょうが、特に「会社でのシーン」を想定した忠告は、ビジネス社会での経験のなさが故に全くリアリティを感じなかった記憶があります。やはり、本書もその類でした。 

 

 

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〔映画〕 ビブリア古書堂の事件手帖

2020-07-20 20:09:00 | 映画

 

 原作はライトノベルの大ヒット作とのこと。
 漫画やテレビドラマにもなった人気コンテンツなんですね。

 で、今回は「映画化」です。
 んんん・・・、やっぱりライトノベルには全く接点のない私には合いませんでした。そもそも登場人物が限られているので、犯人捜しという点では最初からミエミエですし、動機探しという点でも、浅薄な無理筋といった印象です。

 キャスティングも、二人の女優さんは悪くないのですが、ストーリー自体が今一つなので彼女たちの魅力の発揮しどころがありませんでしたね、残念な作品だと思います。

 

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〔映画〕 シン・ゴジラ

2020-07-19 20:11:21 | 映画

 観るのは3回目です。

 まだまだ細かいところで「ああ、こうだったのか」と気づくところがありますが、やはり私にとってこの作品は「ゴジラ映画」としては“亜流”という評価ですね。

 導入部の政府内のやり取りは“ギャグ映画”でしかありませんし、そのあとの特撮シーン以外の役者さんたちの演技も“学芸会”レベルだと思います。極めつけは石原さとみさんのキャラクタですが、どこでどう勘違いしたのか・・・。脇役陣の台詞にはところどころ刺さるものがあっただけに残念な出来ですね。

 

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〔映画〕 女神の見えざる手

2020-07-18 21:16:01 | 映画

 

 観るのは2度目ですが、今回の方がインパクトは強かったと思います。

 銃規制といういかにもアメリカ社会の根本に係るイシューをベースに、シナリオもとてもよく練り上げられたもので密度が濃いですね。ここまでしっかり構成が組み上げられていると、少々ストーリー展開に無理筋的なところがあっても包み込まれてしまいます。

 キャスティングも、主人公を演じたジェシカ・チャステインは秀逸でしたし、マーク・ストロングをはじめとしてその他の登場人物もいいバランスを実現していました。
 唯一気になった点、この映画も邦題のセンスが「?」ですね。現題はシンプルに「Miss Sloane」です。

 

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〔映画〕 理想の恋人.com

2020-07-17 20:10:56 | 映画

 

 観るのは2回目になります。
 よくあるアメリカン・ラブコメですから、安心して楽しめます。

 この手の作品の場合、例のごとくストーリーは無きに等しいのでポイントは役者さんになりますが、メインカップルがダイアン・レインとジョン・キューザックなのでかなり贅沢ですがさすがに安定感抜群ですね。


 脇を固めるストッカード・チャニングもとてもチャーミングでよかったと思いますし、何度か登場するマーケットのお肉屋さんのシーンもいいアクセントになっていました。

 

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