飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

ウラジミール・プーチン、この希なる独裁者!その③

2014-07-23 12:28:06 | ブログ

プーチンについて書こうと思ったのは、
別の動機からであるが・・・。
奇しくも、マレーシア機撃墜事件が発生した!
否応にも、
関連づける事になるのは、
致し方ないことである!

 

 まさしく、ロシアは、東西冷戦後体制のレジーム脱却の瀬戸際にある。レジームとは体制・制度の意である。

 

 ゴルバチョフ以来の、情報開示でソ連邦は崩壊した。

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 ソ連を作ったのは、国際金融資本グループである。世紀の共産主義体制は崩壊したのである。それを忸怩たる思いで眺めていたのは、他ならぬ彼らであって、崩壊後のソ連を分割、そして、その隙を狙って介入し、掠め取ろうとしたのも彼らである。

 

 プーチンは、その思惑を封じ込めてしまった。

 

 その怨みは骨髄に達していることであろう。その逆恨みは、グルジアや、かつてのソ連邦共和国であった各国に民主化運動として、言葉巧みに介入している構図が、現今の状況である。

 

 大局観で見ると、そうなる。

 

 それがウクライナ問題に引きずっている。共産主義国家という、世界支配の橋頭堡を失った国際金融資本勢力が、手を変え品を変え、世界を混乱とカオスを作りだして、さらに強力な独裁世界支配権力を打ち出そうとしてる先触れであろう。

 

 そこに立ちはだかっているのが、プーチンである。これは、あくまでも大局観である。

Pj

 

 日本も似たような状況にある。

 戦後レジームの脱却というのは、それである。大東亜戦争敗戦後、平和への希求が高まったが、非武装中立という願いが根底にあることは、ある意味、当時としては、自然な流れであった。そして、憲法9条という戦争放棄が、最高理念とされて、現在に至っている。

 しかし、それも相当色あせた。

 押しつけ憲法か、自主憲法かは論議から割愛しても、そのままでこれからも良いのか? と言う疑問は当然と言えば当然である。それを、単に軍国主義の復活とか、戦争への魂胆というのは早計な議論であると考える。

 非武装中立、無防備平和というのは、どう考えても現実と遊離している。家のカギを掛けず、隣人の性善を一方的に信じ込んでいる様な者である。それでも犯罪は現実に発生する。

 やはり、防犯は、用心を第一に、そして、それを制圧する警察力を必要としている。

 それと同じで、国際関係において米国の警察力を一方的に頼る時代は去ったのである。しかも、新たな危機は台頭してきている。中国がそれである。その軍事力の急速な台頭は大きいし、軍事力をテコに、資源争奪の意向は、誰が見ても明らかである。

Chinasinryaku



 その意味で、戦後レジームは明らかに対応力を失っている。

 見方はどうであれ、個別的自衛権の発動には限界がある。仮に、憲法が改正されたとしても、個別的自衛権の対応では、その負担は大きく、寧ろ、軍事大国化を目指す近道である。集団的自衛権は、アメリカの戦争に荷担するという危惧があるが、これまでにも荷担してきた事実が多数ある。

 荷担するかしないかは、集団的自衛権の行使とは必ずしも連動しないものと考えている。寧ろ、自主的に集団的自衛権を宣言して、情報を公にする方が、公明正大に議論する事となり、安全である。

 警察官、消防士は、生命を賭して、犯罪、事件事故に対応する。それが使命である。と同じく、自衛官は生命を賭して、国民国家の安寧に邁進する。東日本大震災に置いても、生命を賭して活動した。

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 それが使命であるから、集団的自衛権の行使は、自衛官の生命を危うくする等という論議は不毛で、埒外である。少なくとも複数名の自衛官を身内に有する一人の人間としての率直な感想である。

 私も、そのいずれかに身を置いた者として、事件に対応する覚悟として、生命を惜しんだ覚えはない。寧ろ、勇み立ったのである。それが使命というものである。

 それが嫌なら、元よりそう言う職業というか、公務を忌避すれば良いのである。徴兵制になれば、その選択も狭められるであろうが、そうはならないと考えている。又、そうしてまで烏合の衆で戦争を掻き立てる必要はない。

 武士は、志願が原則だ。志願した武士は、素より生命を賭して、戦う人を言うのである。そう言う存在は、何時の時代にも必要であるし、今、それが求められている時代だと観測される。

 ロシアを追いつめて、中共に追いやることは愚作である。少なくとも日本は、速やかに北方領土問題を解決して、平和条約を締結し、ロシアと集団的自衛権を確立することが、重要である。

 それは、

 武士道に似た感性を持つ、プーチンの『独裁政権下』に於いて、達成することが自主外交というものである。


【転載開始】21 7月 2014, 12:30

 義勇軍;ウクライナ軍から奪った「使用不能な」地対空ミサイル「ブーク」を調査のため委員会に見せる用意あり

   自ら独立を宣言しているルガンスク人民共和国の指導者ワレーリイ・ボロトフ氏は「我が義勇軍は、マレーシア航空ボーイング777墜落の原因を調査する委員会に、我々が持っている地対空ミサイル『ブーク』を見せる用意がある」と述べた。

 

   なお、このかつてウクライナ軍に属していた「ブーク」は使用不能状態にある。

   RT

   インフォグラフィックス

   17 日、ウクライナ東部で、アムステルダムからクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空機ボーイング777が墜落し、子供達85人を含む乗客283 人、15人の乗員を合わせ、乗っていた298人全員が死亡した。キエフ当局は、この墜落の責任は義勇軍側にあると宣伝しているが、義勇軍は、1万m上空の 標的を撃ち落とせるような兵器を自分達は持っていないと強く主張している。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_21/274875668/【転載終了】


【転載②開始】21 7月 2014, 10:26

プーチン大統領「何人も自らの狭い政治的利益達成の為に、マレー機墜落を利用すべきではない」

   ロシアのプーチン大統領は、TV「ロシア24」のインタビューに答えた中で「何人も、自らの狭い政治的目的達成のために、ウクライナでのマレーシア航空ボーイング777墜落を利用すべきではない」と述べ、次のように指摘したー

 

   「ロシアは何度も、ウクライナで対立する全ての当事者に、流血の戦いを即時停止し、交渉のテーブルに着くよう求めてきた。もし6月28日に、ウクライナ東部での戦闘行動が再開されなければ、今回のような悲劇は起こらなかったろう。

この地域の状況に責任を持つ人々は、自分達の国民、そして一般市民が悲劇の犠牲となった国々の国民に対する責任感を高める必要がある。

   一方ロシアは、ウクライナ東部での紛争が軍事的なものから、交渉のテーブルに当事者すべてがつくような、平和的で専ら外交的手段による問題解決へと移行するよう、自分達にできるあらゆる事をするだろう。

   ロシア、マレー機の事件を政治化してはならない

   ロシアは、ドネツク州でのマレー機墜落のあらゆる状況の調査をICAOが組織し詳しく実施する事に関心を持っており、援助を続ける用意がある。」

   なお、これに先立ちプーチン大統領は、英国のキャメロン首相との電話会談の中で「国際的な調査が終わるまで、マレー機墜落の状況について、急いで結論を出したり、政治的に利用した声明を出したりするのを差し控える事が重要だ」と強調している。

   リア-ノーヴォスチ

   インフォグラフィックス

   17日、ウクライナ東部で、アムステルダムからクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空機ボーイング777が墜落し、子供達85人を含む乗客283人、15人の乗員を合わせ、乗っていた298人全員が死亡した。キエフ当局は、この墜落の責任は義勇軍側にあると宣伝しているが、義勇軍は、1万m上空の標的を撃ち落とせるような兵器を自分達は持っていないと強く主張している。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_21/274868984/【転載終了】

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