その兆候は見え始めている・・・?!
EUは現代の政治上の象牙の塔である。
NWOのひな型であるが、
その根底は我欲・強欲・陰謀を秘めている・・・。
故に、
相克し、我利我利亡者の陰謀に依り、
瓦解する・・・。
これは歴史の必然で、
今それが始まった・・・と言えるだろう。
辛くもイギリスの国民投票ではEU離脱派が勝った。
残留派議員の生贄にも耐えて、
国民の冷静な判断が勝利した。
つまり、
国民主権が勝ったのである。
国民国家の崩壊を辛くも防いだ。
これはグローバリストにとっては、痛手である。
そして、
EUの終わりの始まりでもあって、
ひいてはNWOの致命的な橋頭保の損失である。
これからEUは離脱国が続くであろう。
TPPは終わった。
TTIPも終わった。
そう観るのが正当である。
それにしても、
今般の英国EU離脱問題を、
経済的側面から提起する傾向が強いが、
実は、国民主権の問題が主題である。
国の経済は主権あって経済である。
主権とは、
自由にその国が判断し決定する権利のことだ。
それを回復させると英国国民は選択した。
残るは、
経済の要である通貨発行権を、
主権に委ねることである。
それさえ出来れば、
何ら経済的問題は氷解する。
寧ろ、
新たな自由裁量で新天地を開拓できる。
が、
その点に関して、誰も言わないし、書かない。
ともかく、
EUという新たな共産主義体制から離脱者が出た。
その事は、
意味は大きく、
影響力は重く、余韻は長く響くだろう。
既に、
その後の闘争は始まっている。
つまり、
スコットランドの独立問題の再点火だ。
EUのさらなる離脱か?
EUへの英国に代わるスコットランド再加入か?
綱引きは、続く・・・。
国民投票直前の馬渕氏の解説である。
面白いし、よく分かるだろう・・・。
馬渕睦夫『和の国の明日を造る』 #18