久々に図書館に行きまして借りてきました。
集中力がほぼゼロなので実用書か、簡単に読める物です。
ラクラク年金生活入門
まあ、当たり前の事、頑張って働くとか健康に注意するとか
そういうことや固定費の節約のことが書かれていました。
その中で、無駄支出ワースト5というのがありました。
①サプリ
②健康グッズ
③孫への支出
④高級食材
⑤行き過ぎたお付き合いの費用
すべてほどほどにということなのですが、①②に関しては私にとっては完全に無駄と認識しています。
サプリにお金をかけるなら体によいものをおいしく食べたほうがいいし、
健康グッズは長続きしない(←私は)ので、自分で筋トレなどすればお金はかかりません。
ジムに通ったこともあるのですが、今思えばあれは無駄だったなと思っています。
⑤は、詳しく読んでみると「充実した老後」や「友達が多い老後」を求めて
サークルのお茶会、旅行、食事会などにことごとく参加する人がいるそうです。
どの会にも仲良しの人がいるわけではないのですが、人が集まるところに
参加することで充実感を味わうということらしいです。
それなりに出費がかさむということですね。
おしんの遺言
BSプレミアムで「おしん」を放送していて、毎日見ています。
今は「佐賀編」でおしんがいちばんつらいところです。
あまりにひどい嫁いびりで見ていられません。 (←見てるけど)
橋田寿賀子さんが、なぜ「おしん」を書こうとしたのかということが書いてありました。
2010年が初版なので10年前です。
始まりは明治生まれの一人の女性から届いた1通の手紙でした。
その女性は米1俵で何度も奉公に出され、その後女郎に売られてしまいます。
やがて、そこから逃げ出しミシンを習って自立したそうです。
こういう人が今の日本を造り、その果てに自分の人生はこれでよかったのだろうかと
自問自答している。
それは遠い昔の話ではないし、そろそろ身の丈に合った幸せを考えてみてはというのがテーマだった。
最初TBSに売り込みしたけれど、「地味」と言ってとりあってもらえなかった。
NHKでも同じだったけれど、3年後にドラマになった。
最初から83歳のおしんを登場させたのは「これは昔の話ではなく、現代に続いている」
ことを知ってほしかったから。
小説 おしん 下巻
佐賀でのおしんがかわいそうで、かわいそうで。
その先はどうだったかなと気になってしまいました。
ネタバレですが
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ネタバレしています ↓ 初見の方は要注意
おしんはなかなか平穏に暮らせません。
戦争でも哀しい目に合いますし、お店を開いても波瀾万丈。
それでもいつしか、息子にお店を任せる時がやってきます。
ところが、息子や嫁は苦労知らずでおしんの期待するような忍耐力がありません。
それに、あまりうまくいってない。
あわや一家離散かとおもわれるような危機がやってきますが、
こういう時こそ、家族が力を合わせて乗り切ろう・・・と
体一つでがんばってきたおしんのふんばりどころです。
最後まで読んで、「経済に振り回されている日本」を書きたかったのかなと思いました。
家族は面倒な時もあるけれど、大切な核なのかも。
確かに地味で変わったことが書いてあるわけではなかったけれど、満足感のある読後でした。