ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

「翔んで埼玉」

2019年03月21日 | どうでもよい話

 

二階堂ふみ&GACKT主演の映画、『翔んで埼玉』を、東京はアリオ西新井のTOHOシネマズ西新井で観てきました(ボクの住んでいる埼玉県草加市は東京都足立区と埼玉県との県境に位置し、一番近い映画館は足立区なのです)。

 

ばかばかしくて、どうしようもない映画ですが、埼玉県に住んで年数の経った人においては思い当たる節が多々あって、見て損はないかもしれません。

よくもまあ作った、怪作というしかないです。

 

 

 

 

 

現在、埼玉県熊谷市の北部や荒川右岸、あるいは行田市辺りに行ってみると、広大な田んぼが広がっていて、かつて関東平野はこんな田んぼばかりであったに違いない、と思わせるものです。ボクはいまもこの付近をよく通るので、のどかな田園風景をいつまでも残しておいてと思います。

 

映画の冒頭、その広ーい田んぼの真ん中の農道を東京へ向かう軽自動車を鳥瞰する場面。おい、そんなに田んぼ道は長いのか、というくらい長く写します。

その車の中での、熊谷育ちの旦那と千葉育ちの奥さんのやりとりが面白い。バリバリとうるさいチバラギ仕様のシャコたんが出てきて、旦那がチバラギの○○がと言ったとたん、千葉と茨城を一緒にするなと奥さんがキレる場面なんかはとにかく可笑しかった。でっぱ竹やり仕様の改造車を満載した雑誌が80年代は馬鹿売れしてたんだよね。

関東のあそことは一緒にされたくない、ド田舎と一緒にしてくれるなみたいな郷土愛がたまらない。この人もしかり、と。

 

それにしても、埼玉愛が強すぎて、千葉、茨城、神奈川、群馬をおちょくるというか、コケにしてやしないか、と苦笑するしかありません。

「赤城おろしが吹く熊谷以北は埼玉じゃない、群馬だ!」までも。

草加松原あたりで襲撃されるシーン。草加に住んでいるボクは、おい、草加はそんなに藪かよ、とか。流山橋。江戸川を渡れる橋はホントに少ないよなとか。まして、巨大地下神殿だぜ、知る人ぞ知るだよ、とか。あ、ネタばれになってしまいますね。

 

この映画、埼玉県人か千葉県人であるか否か、あるいは地名や土地勘があるとないとでは、面白さが全然違います。関東以外の人が観て、このくだらなさは分かってもらえそうにありません。隣の男子高校生たち、最初は笑ってたけど、物語が進むにつれて笑わなくなっていましたから。

 

 

個人的には、若い頃、池袋を始発に埼玉県の川越方面に向かう東武東上線の志木市に2年住んだときは、家賃の高い東京都内に住めなかったという、都落ち的気分でしたね。その後同じ埼玉県でも、東武伊勢崎線(現東武スカイツリーライン)の草加市に引っ越して40年近くになりますが、草加に引っ越した当初、さらにローカルな沿線にきてしまった、という思いがありました。

1980年代、首都圏では西の方が文化的グレードが高く、右回りにグレードが下がっていくようなイメージがあったからです。

 

今はどうか知りませんが、かつて首都圏の電車の中吊り広告の料金は西のほうが高く、東に行くにつれ低かったといわれていました。そんなに民度は低くないぞ、と内心怒っていましたけど、電車の中吊り広告は、東急東横線のほうが断然オシャレで、東武伊勢崎線、地下鉄日比谷線では明らかに劣っていたことを覚えています。鉄道路線の格とはかくも違うものかと(今でもローカル色という点では違いを感じます)。

 

 

地域的な偏見や見下しは今だから笑い飛ばせますが、魔夜峰央の原作「翔んで埼玉」が発表された1982年ごろ、マンガが評判になったことは知っていましたが、そんな心理が働いてか読みたいと思わなかったなあ(当時、評判のマンガは少年、少女問わずけっこう読んでいたんですよ、少女ものを読む人は変わり者と見られてましたけど)。

 

そんなことを言っても住めば都、ボクも埼玉愛が強くなってきたようです。


今年もひと足早い桜見物

2019年03月13日 | 雑記
東京のソメイヨシノの開花予想日は3月21日とのこと。今年は例年より早いらしい。
13日(水)、ソメイヨシノより約2週間早く咲く安行桜を見に、川口市安行の密蔵院にいってきました。
満開でした。

自転車で行ったので、急坂を押して登ります。



平日、車の少ない坂下、坂上の風景もいいですね。

  

けっこう見物客がおります。考えることはみな同じです。




白梅がまだ咲いていました。



花と緑の振興センターに足を延ばす。途中、興禅院の横のモクレンと淡い桜がきれい。



花と緑の振興センターの椿はまだでしたが、珍しい樹木の花が咲き始めました。

ゲンカイツツジ


アセビ


トサミズキ


帰る途中に寄った新郷東部公園、小学校横の駐車場のピンクの桜が鮮やか。安行桜とは花の密集度が違います。




風が強くなって、なんだか大気が不安定。そんな中、公園をウォーキング。今年もひと足早く桜を見られて満足満足。
来月初め、念願の福井・丸岡城の桜を見に行く予定です。

梅見

2019年03月02日 | どうでもよい話
暑いくらいの陽気のこの日(3月2日)、梅見に出かけました。





場所は川口市安行の「埼玉県花と緑の振興センター」。

いろんな植木類と観賞用樹木約2千本があって、季節折々、樹木に咲く花を楽しむことができますので、暇があると行く所です。
でも、駐車場は10台しか駐められないし、交通の便がよくないので、いつ行っても人が少ない。ボクにとっては穴場なのです。

梅のピークはやや過ぎたかなというところ。

  

一足早く咲くモクレンもありました。



次は椿です。