遅ればせながらSUZUKIのバスクロマチックハーモニカ、シリウスS-48Bを買いました。
4パートの合奏で低音部(16穴の1~4番)の出せるハーモニカが必要になったので、15年くらい前に買ったホーナーのスーパー64を引き出しから出して吹いたみたところ音の鳴りがいまひとつ。数えるほどしか使ってなかったからかな。
そこで、普通(12穴)のクロマティックの1オクターブ下が出るホーナーのCX12のC-Tenor、あるいはNEW SUPER 64Xを買おうか考えたけれど、かねてから興味のあったシリウスS-48Bになりました。
S-48Bはアンサンブルに使えるのか、値段は高いけれど自分で確かめたかったというのが正直なところ。
新製品を買うのはシリウスが発売されたとき以来ですから、10年近く前でしょうか。
田中光栄さんがYouTubeでこの製品の特徴を説明しているので、およそ理解しているつもりでしたが、実際手にとって吹いて見ると、いつもの強い吹き方ではうまく鳴ってくれません。バルブもびびります。
軽くそっと吹き吸いする方がスッと音が立ち上がるのです。コツがあります。3週間近くなりますが、まだ慣れません(ボクの実力だと片手間で、ハイ吹けましたという感じではありません)。
また、低音部1~3番はリードが長く先っぽに重しが付いています。このため、リードの振れ幅が大きくなり、バルブに触れてびびりが出てしまいます。これを出さないような吹き吸い加減がなかなか難しいのです。
時間を掛けて、しっかり吹けるように練習する必要がありますね。
3日前、試しにスローなテンポのクラッシック曲(3重奏)でアンサンブルをやってみました。練習していない曲としてはまずまずとはいえるけど、生の音でアンサンブルというにはもう少し音量を出したいと思いました。
マイクを持って音を増幅できるならそっと吹く限り問題ないという感じがしますが、ボクらは原則、生音なのでつい強く吹きたくなるわけでして、この辺りがカギでしょうか。
生の音では普通に吹くとホーナーのテナーハーモニカと音の大きさはほとんど変わりません。ただ、思い切り吹くとパワーはかなりあると感じます。
また、中音域で吸い音の立ち上がりがよくない箇所もあるので、上げ身の調整を行う必要がありそうです。
このS-48B、これから使う機会が増えそうなので、速い曲を吹いたときどうなのかなど、またレポートしたいと思います。