ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

ビブラートの研究

2022年11月29日 | ハーモニカ
ハーモニカの話題が少なくなった当ブログ。
グループでの練習も月2回コンスタントに行っていますが、ボランティアやイベントなどの目標が立てられず、月1回の個人レッスン受講など、あまり変わり映えのしない日常なのです。
こういうときこそ基礎力アップと思ってはいますが。

そんななか年末に、恒例のワッシー&ルーツバンドの忘年ライブがシュガーヒルでありまして、ワッシーから古賀政男の「影を慕いて」と「悲しい酒」をギターのHさんといっしょに演奏してとのリクエストがありました。

練習してみて、やっぱり演歌はビブラートがないとらしくない。
ボクは今タングブロックでしか吹いておらずビブラートは殆どかけません。掛けないわけではありませんが、終わりのところで左手のハンドビブラートを少し掛けるくらい。

今回はAマイナー(ワッシーの三味線とならEマイナー)なので、右手が余っているため、右手で全部掛けられるのですが、波が均等過ぎてなんか情感がこもらないんですね。
ですから、腹と喉で息をコントロールして音を揺らす練習をしています。

パッカーですと吸い音をベンドしたり、少し口を狭めて粘るように吸ったりしてて、なおかつ息をホゥホゥホゥホゥ(吹くときはフゥフゥフゥフゥという感じ。この言い方はひとぞれぞれです)とやりながらビブラートを掛けると、ハーモニカ独特のエモーショナルな感じになります。
ハーモニカを聴いて胸がキューンとなるのはこの奏法によるものだと思います。

クラシック系のタングブロックは吹いている口の大きさを変えないというのが原則。ボクはそれに慣れてしまっているので、パッカーのような吹き方が出来ないんですね。
ですが、少しは近づけようと、トゥーツ・シールマンスはどんなビブラートを掛けているかなどを研究しています。
パーカーやコルトレーンはどうしているかなども。

Toots Thielemans - Chez Toots - Old Friend.1988

Toots Thielemans - 桜んぼの実るころ

トゥーッはバラードで長く音を延ばすとき、1拍をゆったりと3連で掛けるときが多い。もちろん細かく掛けるときもありますが。そして、たいていの場合、音をデクレッシェンドしている。つまりビブラートを掛けながら音を弱くしていくんですね。
ビブラートを掛けながら音を徐々に弱くしていくことって、息をしっかりコントロールしなくてはなりませんのでなかなか難しいんです。

Charlie Parker - Summertime 

パーカー、ビブラートが細か過ぎる! 

John Coltrane - Say It

コルトレーン! いいですね。

腐葉土作り

2022年11月14日 | ガーデニング
毎日手入れしている公園は落ち葉の季節になりました。



ケヤキの散り具合はまだまだ。




今秋のテーマの一つは、この落ち葉を使って腐葉土を作ること。

まずは落ち葉集め。



次に米ぬかの入手。近くのホームセンターのコイン精米機にぬかは全くありませんでした(米ぬかは自由に持ち帰ってよいのです)。米ぬかって需要があるんですね。仕方なく1キロ先のところに行ったら大量にあり、無事入手。



いよいよ、黒のビニール袋で腐葉土作り。
落ち葉を一層ごとに水をかけ、ぬかを撒き、6段くらい重ねて完成。










あとは1週間ごとにかき混ぜるんだそう。結構手間が掛かります。

それと、来春花を植えたい場所の土作りのため、2ヶ所土を掘り起こし、落ち葉とヌカを重ねて埋めました。




こちらは2週間以上前に土に埋めた落ち葉のかき混ぜ。少しずつ発酵しているので、いずれふかふかの土が完成する、といいな。



それにしても間断なく散る落ち葉。朝起きると家の前の道路や公園は落ち葉だらけです。去年まで公園の落ち葉は散るに任せて放っておいたのですが、今年は毎日せっせと片付けています。キレイにし始めると手を抜けなくなるんですね。

渋柿を大量に収穫

2022年11月07日 | 奥多摩ブックフィールド
今月、奥多摩行きの目的のひとつは旧小河内小学校校庭にある柿の収穫です。
昨年、10個干し柿にしてみたらものすごく甘かったので、今年は沢山取るぞと高枝切り挟みを持参しました。

学校の校庭に着いて見上げると今年の柿は豊作。



しかし、柿の下の部分をようく見ると実がまったくありません。手の届くところはすでにキレイに取られていました。やっぱり知っている人がいるんですね。
なので今年は高枝切り挟みが大活躍。
ただ柿は重たいので枝ごと切っても挟みから滑り落ちてしまう。落ちてくるのを真下で手で受け止めるは結構難しくて、だいぶ捕り損ねました。

これで全部。




袋に分けたのですが、電車で帰る人は重たいので10個くらいしか持てません。なので、ぼくは2袋計70個くらい貰ってきました。

本日午前中は一仕事。柿の半分を焼酎で渋抜き(YouTubeで研究、柿のヘタの処に35度の焼酎を漬けてビニール袋に保存する)、残りを干し柿にしました。






干し柿、一つだけ吊り、あとはネット。風情がありませんね。
物干し竿占領反対にあったのです。

ともあれ2週間後が楽しみです。


出版ニュース社アーカイブほぼ完成記念イベント

2022年11月06日 | 奥多摩ブックフィールド
東京都の最西端、奥多摩町の旧小河内小学校にある奥多摩ブックフィールド








旧職員室と旧校長室はブックマニアのどむかさんたちの隠れ家でもあるのですが、2019年3月に廃業した出版ニュース社が所蔵していた出版関連本や資料等をここに保存することになり、2019年春から図書館関係者たちが集合して、書棚づくりから始めて、本の棚詰め、分類とラベル貼り、所蔵リスト作成などをすすめてきました。









3月から11月までの毎月第1土曜日に集まって、足かけ4年、ようやく“ほぼ完成”に漕ぎ着けたことを記念して11月5日、「出版ニュース社アーカイブほぼ完成記念」というイベントを開催しました。

外部講師の戦前の『出版年鑑』を巡るさまざまなエピソード、元出版ニュース社社長清田氏のお話、データや棚整備を担当した図書館関係者お二人にアーカイブを作るまでのいきさつなど、2時間半にわたるイベントでした。





私は昔取った杵柄で分類コード記入を担当したのですが、こんなに時間が掛かったのは、図書整備に関して真逆のことをやってしまったからでした。
つまり、本が揃ったら、1点1点確認しながら所蔵リストを作成、分野、分類、棚の配置を決め、分類ラベルを貼って棚詰めするのが本来の手順。

それが、所蔵リスト(ジャンル別に分類していない)はあったものの、とにかく本を棚に収めてしまおうと、ジャンル別棚プレートをまず作り棚詰めしてしまったのです。この時点では無事収めたぞ、よしよしと安堵したのでした。
ところが翌年(2020年)、やっぱり所蔵リストをジャンル別に分類して、文献として利用できるようにしよう。図書館のように本にラベルを貼ってどの棚に収めるのか所在地をはっきりさせようとなったのです。

20年8月に分類コード記入作業を行い、同年9月から1点1点棚の本をリストと照合、分類ラベルを貼るという作業を行って、2年後の今、ほぼ完成に漕ぎ着けたというわけです。

月1、しかも10時半頃から15時頃まで正味3時間半の作業。本来の手順で7時間働いたとしたら1週間で終わる作業かな。

でも、コロナ禍でどこにも行けない中、月1で本の整理のために、はるばる奥多摩に集う常連が8人もいるなんて物好きだなあとおもいます。休憩時間に梅や柿を収穫するのも楽しみでしたし。(私は帰路に「境の清泉」で水(約150リットル)を汲むのがノルマでもあります)

それもほぼ終わり。
来年のテーマは何だろう。旧職員室のドイツ文学関係書が他の教室に移転する。
私が関わった雑誌の創刊号コレクション(約1300冊)は段ボールに詰め込んだまま。これを整理して日の目を見させてやりたいものです。