6月8日(土)、お茶の水・電通ホールで第39回F.I.H.JAPANハーモニカコンテスト2019が開催されました。
客席は7割くらいの入り。かつては立ち見が出るくらいでしたが、絶対人口の多い複音関係の聴き手が減っていると思われます。
コンテストの結果が主催者であるモリダイラ楽器のF.I.H.JAPANのサイトに掲載されています。また、ニッポン・ハーモニカ・クラブのブログにもアップされています。
ボクは時間の関係で聴いたのはクロマチックソロ/クラッシック部門と、同/ジャズ・ポップス部門の2部門。
どちらの部門も甲乙付けがたいレベルの高いものだったと思います。
クラシック部門は全6人出場のうち和谷先生の門下生が4人出場し、1位と2位。
1位は近田万利子さん。デュオではすでに1位を獲っていますがソロでは初出場、グランプリも獲得しました。まだ大学生です。
2位は水川陽樹さん。中学1年生にしてこの落ち着いた演奏ぶり。来年どれほど成長しているのでしょうか。楽しみです。
3位は岸本彩さん。曲の「Street Corner Concertより第1楽章(GEORGE KLEINSINGER)」はジャズのような前衛的にも聞こえるスリリングな曲でした。
ボクの1位予想は、クラシック部門は正直分かりませんでしたが、近田さんの演奏がいちばん安定していたと思います。ジャズ・ポップス部門は予想通り。フュージョンやファンクの曲ってなぜかカッコ良く聞こえますね。
今回、両部門とも若い人たちが上位を占めました。コンテストって登竜門でもあるわけですので、若い人たちがどんどん登場するのはハーモニカ界にとって頼もしいことですね。